睡眠不足症状|寝不足が引き起こす、とにかく辛い症状10個!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
睡眠不足 症状アイキャッチ

睡眠不足ってすごくしんどいですよね…。

仕事でのストレス、子育てなどで寝不足になってしまう人はかなりいると思います。

 

しかし!睡眠は私たち人間にとって、すごく大切なもの。

 

私たち人間は、満足のいく睡眠ができていないと、身体にとても辛い症状があらわれます。今回はそんな辛い症状を、身体的なもの5個、精神的なもの5個、合計10個ご紹介していきます。

 

さらに、他にも知っていただきたい、睡眠の知識を記載しております!「睡眠の大切さ」をきちんと知って、「あなたの睡眠はどうなのか」について考えていただけると嬉しいです。

 

※「一刻も早く、睡眠不足の解消方法を知りたいんだ!」という方は、

【関連記事】


の記事をご覧ください。

解消方法を幅広く記載しております!

 

1. 睡眠不足によって現れる「身体的」な症状5つ

まずは、「睡眠不足だと、身体にどんな症状が現れるのか」を見ていきたいと思います。

身体が「もうしんどい!」と言っている状態なので、以下のような症状が出たときは、夜の用事はなるべく避けて、睡眠時間をきちんと確保しましょう。

 

1-1. 風邪をひきやすくなる

睡眠不足の状態が続くと、私たちの身体は病気にかかりやすくなります。

これはなぜかというと、睡眠不足により「免疫細胞」がきちんと活動できなくなるからです。

 

免疫細胞とは、私たちの身体を様々な病気から守ってくれる、とてもありがたい細胞です。そして、その細胞が活発に動くのが、私たちが寝ている間。

 

「寝不足で体調を崩した」という方が多くいらっしゃいますが、これは寝不足により、免疫細胞の働きが悪くなってしまったからかもしれません。

 

1-2. 貧血を起こしやすくなる

睡眠不足によって、貧血が起こるなんて知らなかった…」という人、案外いると思います。

しかし、睡眠不足と貧血は深く関わっています。

 

まず、「貧血」とは、どういう状態のことなのかというと、私たちの身体に「酸素」が行き渡っていない状態のことを指し、めまいや頭痛、ときには吐き気を感じることがあります。

 

どうして睡眠不足によって、貧血を引き起こすのかというと、身体が上手く「鉄分」を吸収できなくなってしまうからです。

 

そもそも、私たちの身体に取り込まれた酸素は、赤血球に含まれる「ヘモグロビン」という物質と結合することで、スムーズに身体中を巡ります。つまり、酸素を効率よく運ぶためにはヘモグロビンが必要不可欠で、そのヘモグロビンを作り出すために必要なのが、そう「鉄分」なのです。

 

そのため、睡眠不足により鉄分の吸収が阻害されると、貧血状態になってしまうのです。

 

1-3. 肌荒れを引き起こす

睡眠不足は肌荒れを引き起こします。

一体なぜなのでしょうか?

 

その鍵を握っているのが、「成長ホルモン」と「メラトニン」。

 

成長ホルモンは私たちが眠っている間に、脳下垂体から多く分泌されます。そして分泌された成長ホルモンには、「肌の細胞を元気にする」という役割があるのです。

 

また、睡眠中に脳の松果体という場所から、「メラトニン」が分泌されます。このメラトニンは、肌の酸化を予防してくれます。

 

つまり、睡眠不足により、成長ホルモンとメラトニンが、十分に分泌されないと「肌荒れを起こしやすい肌」になってしまうのです。

 

―補足・肌は酸化するとどうなるの?—

先ほど「メラトニンは肌の酸化を抑える」とお話ししましたが、「肌が酸化してしまう」とは、そもそもどういうことなのでしょう。

 

私たちの身体の中には「活性酸素」という物質が存在しています。活性酸素とは、もともとは私たちの身体を菌やウイルスから守ってくれる、ヒーローのような存在です。

 

しかし、紫外線の浴びすぎや、ストレスのためこみすぎにより、活性酸素が多く増えすぎると、活性酸素は身体の細胞を傷つけはじめます。これを「酸化」といいます。

 

そして、傷つけられた肌の細胞はコラーゲンを上手に生成できなくなってしまい、その結果、肌がシワっぽくなってしまうのです。

 

1-4. 「生理不順」を引き起こすこともある

女性の場合は、睡眠不足によって、生理不順を起こしてしまう可能性があります。

 

これはなぜかというと、睡眠不足により、「女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)」の分泌が乱れてしまうからです。

 

多くの女性がご存知かと思いますが、生理は女性ホルモンが正常に機能することで引き起こされます。そのため、「女性ホルモンの分泌の乱れ」は生理不順の原因となるのです。

 

ちなみに、生理不順の状態で放置してしまうと、「不妊症」になってしまうことがあります。

 

1-5. 肥満になりやすくなる

睡眠不足による肥満は、脂肪細胞が出す「レプチン」というホルモンと、胃が出す「グレリン」というホルモンが原因で起こります。

 

では、レプチンとグレリンは、普段身体にどう作用しているのでしょう?

 

まず、レプチンは、必要に応じて私たちの食欲を抑えたり、代謝をよくしたりします。

一方、グレリンは食欲を湧かす役割があります。

 

そして、睡眠不足になると、レプチンの分泌量が減り、反対にグレリンの分泌量が増えてしまうのです。その結果、睡眠不足だとお腹が減ってしまい、ついつい夜食やおやつを食べてしまいます。睡眠不足が肥満につながる」というのはこのためです。

 

ちなみに、「睡眠不足が肥満を引き起こす」というのは、アメリカ・コロンビア大学の調査でも明らかになっています。

 

―コロンビア大学の調査―

アメリカのコロンビア大学が、1万8000人(32歳~59歳)を対象とし、睡眠と肥満の関係について調査しています。

 

平均的な睡眠時間を7時間~9時間とし、平均的な睡眠時間を取っている人と、そうでない人の肥満度を比較しています。結果は以下のようになったそうです。

 

・睡眠時間が6時間の人

‥平均的な睡眠時間の人と比べ肥満度が23%高い

 

・睡眠時間が5時間の人

‥50%高い

 

・睡眠時間が4時間以下の人

‥73%高い

 

驚愕の結果です…。

健康的なスタイルをキープするためにも、睡眠不足にはならないよう心がけたいですよね。

 

2. 睡眠不足によって現れる「精神的」な症状5つ

睡眠不足は、身体だけでなく、精神にも悪影響を及ぼします。

一体どんな悪影響を及ぼすのでしょうか?詳しく見てみましょう。

 

2-1. 日中すごく眠くなる

睡眠不足が続くと、脳の大脳皮質の働きが悪くなります。

それによって、目を覚ましている間に、どっと眠くなることがあります。

 

「寝不足じゃないけど、お昼や夕方にとても眠くなる」という人もいますが、もともと人間は14時~16時にも眠気がくるようになっているそうです。

 

ただし、「強い眠気に襲われて、どうしても眠ってしまう」という人は病気である可能性があるので注意しましょう。

 

2-2. 幻覚や幻聴がある

睡眠不足によって、人間は幻覚を見たり、幻聴を聞くことがあるそうです。

 

「ドーパミン」という神経伝達物質が関係しているのですが、ドーパミンにはもともと、目を覚ましたり、神経を興奮させる役割があります。

 

しかし、睡眠不足により、ドーパミンが過剰に分泌されてしまいます。

それにより、幻覚や幻聴が引き起こされるのです。

 

2-3. 感情をうまくコントロールできなくなる

私たちの脳には「扁桃体」という部分があります。

 

扁桃体は普段、私たちの感情をコントロールしているのですが、睡眠不足により上手に機能しなくなってしまいます。具体的にどういう状態になってしまうのかというと、睡眠不足により、扁桃体は必要以上に活性化してしまうのです。

 

すると、私たちは思うように感情がコントロールできず、情緒不安定な状態に。怒りっぽくなったり、不安になったりします。

 

2-4. どうしようもない疲労感を覚える

寝不足により身体を十分に休めることができないと、とてつもない疲労感を覚えることがあります。

 

これは、扁桃体が上手く機能せず、情緒不安定なためストレスが溜まりやすいから。また、身体が「もう危ない!限界だよ!」と自分自身を守ろうとしているからです。

 

2-5. 集中力が低下してしまう

睡眠不足は、前頭葉の機能低下を招きます。

 

前頭葉が正常に働いていると、何か物事と向き合う際、しっかりと集中することができたり、適切な判断ができたりします。

 

当然、前頭葉の機能が低下すると、集中力や判断力ももちろん低下してしまいます。

とくに仕事をしている方には、大打撃ですよね…。

 

3. 睡眠不足が原因でなるかもしれない病気

睡眠不足は病気の原因になることがあります。

以下の3つの他にも、脳卒中やがん発生のリスクを高めたりもするそうです。

 

3-1. うつ病

睡眠不足により扁桃体が上手く機能しなくなると、うつ病になる危険性が高まります。

 

うつ病になると、「落ち込みやすい」「何もしたくない」「物事を考えることができない」「食欲が湧かない」「身体を思うように動かすことができない」などの症状が現れます。

 

3-2. 糖尿病

睡眠不足は、糖をエネルギーに変えたり、貯めこんだりする「インスリン」の働きにも悪影響を及ぼします。(インスリンはすい臓から分泌されるホルモンです)

 

このインスリンが上手く機能しないと、糖尿病になってしまい、さらにその糖尿病は脳梗塞や狭心症などの、恐ろしい合併症を引き起こす要因になります。

 

3-3. 高血圧

私たちが眠っている間、血圧は低くなります。

しかし、寝不足の場合は、血圧が高い状態が続いてしまい、高血圧の原因にも…。

 

そして、その高血圧は動脈硬化を引き起こす要因となり、結果、心臓への負担が重くなり、心臓病のリスクを高めます。

 

4. 実はこれだけの人が、自分の睡眠に満足できていない!

睡眠不足に関して、大変興味深い調査があります。

これを見ると、「睡眠不足に悩んでいるのは自分だけではないんだな…」ということが分かると思います。

 

―睡眠の満足度調査―

 

株式会社クロス・マーケティングは、2016年春に、東京・神奈川・千葉・埼玉に住んでいる男女1,200名に対して、睡眠の満足度をチェックするための調査を行いました。

 

その結果、睡眠に対して不満(かなり不満・やや不満)を感じている人は、全体の約34%にのぼりました。逆に睡眠に満足(かなり満足・やや満足)と答えている人も、全体の約34%だったのですが、「満足だ」と答えた人の多くが60代。ちなみに30代が一番「満足だ」と答えた人が少なかったようです。

 

そして、「日中の眠気」については、なんと約85%もの人が感じているとのことです。

先ほどもお話ししたように、人間の眠気は14時~16時にもやってくるサイクルになっているのですが、寝不足が原因の人もたくさんいそうですよね…。

 

以下が、株式会社クロス・マーケティングが行った調査の詳細が載っているページです。

参考までにURLを載せておきますね!

 

(株式会社クロス・マーケティング『日中に眠気を感じている人は8割以上!自身の睡眠の不満点は「質の悪さ」「時間の短さ」が大多数』)

https://www.cross-m.co.jp/news/release/20160418.html

 

5. ただの睡眠不足ではない!「ナルコレプシー」について知ろう

睡眠不足」や「怠け者」と間違われることがある、「ナルコレプシー」についてお話しします。ナルコレプシーは寝不足ではなく「睡眠障害」なので、以下に当てはまる人は心療内科、または神経科を必ず受診するようにしてください。

 

―ナルコレプシーについて—

ナルコレプシーの人は、数時間ごとにひどい眠気に襲われることがあります。幻覚を見たり、幻聴を聞いたりすることもあるそうです。

 

また、顔の筋肉が動かなくなることもあるそうで、まぶたが閉じてしまい、さらに会話も出来なくなってしまう症状もあらわれるんだとか。全身の力が抜けて倒れてしまう場合もあるそうです。

 

また、「ナルコレプシー」は「てんかん」の症状とも少し似ているといいます。

一般の人が判断するのはすごく危険なので、「なんだかおかしいな」と思ったら、すぐに病院に行きましょう!

 

6. まとめ

以上、「睡眠不足症状」を中心に、ざーっとお話ししました。

私たち人間にとって、睡眠はとっても大事なものなんですね…。

 

そんな大切な睡眠をきちんと取るためにも、睡眠を犠牲にしてまで、用事を行うのは極力さけるようにしましょう。

 

そして、「スムーズに眠りにつくことができないで、睡眠不足が長い間続いている」という場合は、自分自身で解決策を見つけるのではなく、病院に行くようにしましょう。睡眠外来、心療内科、神経科などで見てもらうことができますよ。

 

お医者さんの知識は、一般の人と比べものになりません。

睡眠不足をきちんとなおして、健康な体を手に入れましょう♪

 

【関連記事】

 


【参考書籍】

・ロバート・ローゼンバーグ『睡眠の教科書――睡眠専門医が教える快眠メソッド』シャスタインターナショナル、2017

・裴 英洙『一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略』ダイヤモンド社、2016

関連記事