勉強部屋|お家の環境を変えることで自ら勉強する子供へと導く

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自ら進んで勉強する子供は、お家の環境が違います。

 

あなたも自分の子供に対して、

・全然勉強をしようとしない

・なかなか成績が上がらない

・もっと頭が良くなってほしい

 

などと思っているかもしれませんが、その原因の1つに「お家での勉強する環境が悪い」というのがあげられるます。

または「お家の中の教育環境設定」ができていないとも言えます。

 

原因を解決していくには、お部屋の家具の配置から家族の習慣などを含めた

【自主的に勉強する子供へと導くお部屋(環境)づくり】

が必要になってきます。

 

勉強ができる子供は、勉強ができるようになるお家で暮らしている。

勉強が苦手な子供は、勉強が苦手になってしまうお家で暮らしている。

 

そう断言してもいいぐらいに、

【子供の学力とお部屋(お家)の環境は、密接に関係しているのです!】

 

今回は子供を「自主的に勉強する子」へ育てるために、効果的な「勉強部屋」づくりをご紹介していきます。

☑Checkポイント
※今回の記事では、対象年齢として3歳ごろ~15歳ごろ(中学生まで)までのお子さんを想定して、執筆しております。

 

 

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目次

1.「自主的に勉強する子」へ育てる部屋づくり|子供部屋

「自主的に勉強する子」へするために、お家の中を子供中心に考えたお部屋づくりに変えていきましょう。

 

まずは「子供部屋からになります。

 

子供部屋勉強に集中できる部屋へ変えていくには、

【子供の誘惑となるものを目に入れさせない】

というのが重要となってきます。

 

それを踏まえたうえで、

【子供部屋勉強への集中力がアップする配置】

へと変えていきましょう。

 

勉強への集中力がアップする部屋の配置

勉強机のサイズ

・子供部屋を持つ適齢期

 

などについてご紹介していきます。

1-1.子供への誘惑となるものは目に入らない位置へ

子供部屋では、子供の気が散ってしまうもの、誘惑を受けてしまうようなもを、すべて目に入らない位置へレイアウト(配置)するのが重要です。

 

子供にとって自分の部屋は「勉強部屋」というよりも「自分の城」です。

漫画本やゲーム機、最近ではスマホなどと、勉強しないといけないことはわかっていても、ついつい誘惑に負けてしまうものです。

こういったことは、どこのご家庭でも起こりえますよね。

 

例えば・・・

一生懸命勉強して疲れきっている時に、机の横(視界に入る位置)に漫画の入った本棚やベットがあれば、ほとんどの子供が誘惑に負けてしまうことでしょう!

それは大人であっても、同じことではないかと思います。

リフレッシュのために少し休憩するだけのつもりが、漫画本を読んでみたりベットへ横になってみたりすることで、そのまま何時間も漫画を読み続けてしまったり寝てしまったりなんてこともあると思います。

 

自ら進んで勉強してもらうためにも、そんな誘惑に子供が負けてしまわないように、部屋の配置を変えてあげましょう。

1-2.勉強への集中力がアップする子供部屋の配置

勉強への集中力をアップさせるお部屋の配置は、

勉強机は部屋の壁際に配置し、机の上には何も置かない

勉強机の横には教科書や参考書、地図を入れた本棚を置く

・漫画や小説を入れた本棚は勉強机の真後ろに配置する

・ベットも勉強机の真後ろに配置する

 

という点をポイントにして、子供部屋の配置を変えていきます。

1-2-1.勉強机は壁際に配置し、机の上には何も置かない

子供がイスに座った時に、正面が壁になるように部屋の壁際に勉強机を設置します。

誘惑を受けてしまうようなものが子供の視界に入らないように、目線が壁側に向くように配置しておきます。

 

すぐに勉強ができるように、常時机の上には何も置かないようにしておきましょう。

勉強に集中するために不要なものなどは、絶対に机の上に置かないでください。

 

特に

・スマホ

・ゲーム機

・漫画本

・テレビやパソコン

などを置くなんてもっての外ですよ!

 

勉強する時に使ったノートや筆記用具、教科書類などは、使用後に必ず片づけるようにしましょう。

教科書類は本棚へ、ノートや筆記用具などは別の場所に保管するようにし、勉強前・勉強後は、必ず机の上に何も無い状態にしてくださいね。

1-2-2.勉強机の横には教科書や参考書、地図を入れた本棚を置く

机の上に何も置かない代わりに、教科書や参考書、地図を入れた本棚を、机の横に置くようにしてください。

机の横に本棚を設置しておけば、何か疑問に思った問題や語句があった時すぐに資料となるものが手に取れます。

 

「思い立ったらすぐ」という部屋の配置が重要です!

ただし、この本棚に漫画本など子供の誘惑となってしまうものは、絶対に一緒に含めないようにしてください。

1-2-3.漫画や小説を入れた本棚は勉強机の真後ろに配置する

子供の誘惑となり、勉強の妨げとなってしまう漫画本などは、イスに座った時に視界に入らないよう勉強机の真後ろに配置してください。

(おもちゃやゲームもまとめて箱などに入れ、一緒に置いておくと良いでしょう)

 

子供部屋に漫画本などが全く無いというのもどこか味気ないですし、勉強の合間に気分転換も必要ですので、勉強中に子供の視界に入らないよう別の本棚を設置します。

ただし、気分転換の時に使用する漫画本やゲームなどについては、熱中しすぎないようにだけ気をつけてくださいね。

 

また、テスト前や受験勉強で集中して勉強したい時は、漫画本などを置いてある本棚に布(垂れ幕のようなもの)をかけておくと、誘惑を一時的に遮断することができ、より集中して勉強に取り組んでいけます。

1-2-4.ベットも勉強机の真後ろに配置する

ベットに関しても、イスに座った時に子供の視界に入らないように、勉強机の真後ろに配置してください。

勉強机の真後ろへ、先ほどの漫画本などを入れた本棚と一緒に、横並びに設置できるとベストな部屋の配置となるでしょう。

 

また、ベットではなく布団で寝ているという子供の場合は、布団を部屋に常時置いたままにしないで、使わない時は押入れなどに収納しておくようにしてくださいね。

1-3.子供部屋勉強机はサイズがポイント

子供部屋に置く勉強机は、サイズがポイントになります。

勉強机には、机上に十分なスペースがあるものを選んであげるのが重要です。

 

「子供部屋」を「勉強部屋」へと変えてあげるには、理想として勉強机のサイズ(幅)が最低でも120cm(120~150cmがベスト)あるものを使うようにしてください。

 

一般的に販売されている勉強机は、いわゆる学習机と言われているもので、ほとんどの机のサイズが1m(100cm)前後で、片側に引き出しが付いており、机の上には小さな本棚やライトが設置されているものが思い浮かぶと思います。

 

現代の住宅事情などを考えると、こういったサイズのほうが部屋への納まりがいいのかもしれませんが、子供に集中して勉強してもらうには正直小さすぎます。

 

勉強机のテーブルには、教科書や参考書などの本を何冊も置けるスペースが必要です

勉強前・勉強後は常に机の上に物が無い状態で、すぐに勉強ができる状態にしておく)

・机の上に小さな本棚やライトといった余計な装飾は不要です

(本棚は机の横、ライトは部屋の電気で十分なので、机の上の余計な装飾は不要です)

・引き出しは机に備え付けられていなくても大丈夫です

(必要な時はキャスター付きの引き出しを後から購入すれば問題ありません)

 

大きめのテーブルで、余計な装飾が無い勉強机であれば、広めのスペースが確保でき、

何冊もの教科書や参考書を思いのままに広げて勉強できますよね。

 

また、備え付けの引き出しは無くても問題ありません。

テスト前や受験前などで親や友達、家庭教師の先生に勉強を教えてもらう時に、これだけのサイズがあって引き出しの無い勉強机であれば、余裕を持って並んで座ることもできます。

1-4.子供部屋を持つには適齢期がある

子供には、いくつになったら自分の部屋(子供部屋)を持たせてあげればいいのでしょうか。

「子供に自分の部屋を持たせるには、適齢期があります」

 

小学生の子供には、まだ自分の部屋は必要ないと思う方も多いかもしれませんが、子供にもプライバシーはありますし、思春期近くになれば様々なことに敏感になってきます。

そのため、いずれは子供部屋という自分だけの空間が必要です。

1-4-1.子供部屋を持たせるなら10歳ごろが目安

【子供部屋を持たせる適齢期は、10歳ごろが目安となります】

ただし、同じ年齢の子供でも性格や成長スピードも異なるため、年齢以外で判断する目安としては「子供が1人でお風呂に入れるようになる時」です。

 

身体的に子供から大人へと変化する第2次性徴の時期と重なるため、お風呂に入れるようになるこのタイミングが目安として判断しやすいでしょう。

 

また、自分の部屋を持たせたとしても、必ず1人で寝ないといけないとするのではなく、子供がまだご両親と寝たいのであれば、1人で寝れるようになるまで一緒に寝てあげてくださいね。

1-4-2.思春期まではオープンな子供部屋にしておく

思春期までは「オープン」に、思春期になったら「密室」に、これが理想的な子供部屋となります。

 

子供が思春期になるまでは、完全な密室の子供部屋は必要ないでしょう。

・ドアを完全に閉めきるのではなく、のれんやパーテーションで仕切るようにする

・リビングにパーテーションなどで仕切った仮設の子供部屋を作る

 

というふうにして、親と子供お互いの気配が感じられる余地を残しておいてください。

余地を残しておけば子供が自分の部屋だからといって、勉強をしないで漫画本ばっかり読んだりゲームに熱中したりするなどと、好き放題できない状況が作れます。

 

しかし、思春期になれば心も体も大人に近づきます。

当然自分のプライベートな部分もほしくなり、プライバシーを守りたいと思うようになりますので、思春期になったら完全に個別の子供部屋を持たせてあげてください。

 

その代わり子供が孤独にならないように、日頃から家族のコミュニケーションをとっておいてくださいね。

 

2.「自主的に勉強する子」へ育てる部屋づくり|リビング

次に、お家の中で「自主的に勉強する子」へ変えてあげる部屋は、

「リビング」になります。

 

本来リビングは、家族が集まって会話をしたり遊んだりとみんなで楽しむ場所ですが、自分の部屋を持たせるまでは、子供の勉強部屋(スペース)としても使用しましょう。

 

ぜひ、普段のリビングを「子供が賢くなる空間」にしてあげてください。

2-1.家族が集まるリビングを子供が賢くなる空間にする

リビングを「子供が賢くなる」空間にしてあげるには、

 

・リビングにテレビを置かない

・テレビの代わりに本棚を置く

 

というのが重要になってきます。

 

現代では、リビングにテレビが無いご家庭のほうが少ないかもしれませんね。

しかし、子供が勉強もできて賢く成長していくためには、テレビは悪影響となりかねない「劇薬」となります。

 

よって、ご家庭のリビングからテレビを撤去し、子供が賢くなるための本が入った本棚を置いてみてください。

2-1-1.リビングにテレビを置かない

一方的に情報を送りつけてくるだけのテレビ(メディア)は、子供の脳の成長にとって不要です。

 

・下品な言葉や行動が飛び交うバラエティー番組

・一生のうちに行くかどうかもわからない飲食店の情報

・買うつもりもない商品が次々と紹介されるテレビショッピング

 

などと、このようなテレビからの情報は、発育段階である未成熟な子供の脳には刺激が強く、子供にとって本当に重要な情報(本質的な情報)を遮断してしまうもしくは、脳から忘れさせてしまう可能性もあります。

 

受け手の都合を考えていないただ一方的に送られてくる情報に対して、それを何も考えずに受け取っているだけでは、自主的に行動できる子供になれるわけがありませんよね。

 

ただし、そんなテレビを今すぐ捨てるなんてわけにもいきませんので、リビングにあったテレビを、

 

・両親の寝室や違う部屋に持っていき、子供の目に触れさせないようにする

・寝室など個別の部屋が無いお家の場合は、テレビに布を被せておく

(子供にテレビを意識させないために、布を被せて封印しておく)

・時と場合によってテレビを見せてもいいが、必ず11時間など時間を決めておく

(見せる番組もニュースなどの必要な情報が流れているものに決めておく)

 

などといった対策をとり、家族みんなで子供の成長のために協力し合いましょう。

2-1-2.テレビの代わりにリビングに本棚を置く

リビングからテレビを撤去したら、そこには本棚を置くようにしましょう。

本棚とは言っても、本が何百冊も入るような大容量の本棚ではなくて問題ありません。

 

ちょっとした棚などに、その週家族みんなで読む本を数冊置いておける程度大丈夫。

家族みんなで、一緒に本を読む習慣をつけてほしいのです。

 

家族みんなで一緒に本を読んでいれば、お母さんが読んでいる小説、お父さんが読んでいるビジネス書などに、子供が興味を持つようになります。

それによって親子の会話が広がるきっかけにもなりますし、気になったところを調べるという習慣が身につくようになるでしょう。

 

また、普通の書籍だけでなく、

・図鑑

・地図

・辞書

 

といった専門書籍を一緒に置いておけば、より詳しい情報を調べる習慣が身につくようになり、勉強にも活かしていけます。

 

さらに「新聞」も情報ツールとして活用してほしいです。

新聞を読んでいれば、

・現在世の中でどんな出来事が起きているのか知ることができる

・活字を勉強したり文章を理解する力が身についたりする

 

などと、学習効果も期待できますし、情報を知るためにテレビをつけてニュースを見る必要もなくなります。

疑問に思った場所や語句があれば、リビングに地図や辞書を置いていますので、一石二鳥で情報を取り込んでいけますよね。

2-2.リビングに子供専用のスペースを作る

リビングに子供専用のスペース(自分の場所)を作ってあげて、子供の責任感を育ててあげてください。

 

基本的に小学校入学前(赤ちゃん~幼稚園・保育園まで)の子供には、自分専用の部屋は必要ないでしょう。

しかし、子供でも絵を描く時やおもちゃで遊ぶ時などに、自分専用の場所(スペース)というのはほしいものです。

 

子供にとって「自分専用の場所」とは、すなわち自分の「お城」や「基地」のようなものです。

たとえバスタオルぐらいのスペースであっても、親から「ここはあなたの場所」と認めてもらえれば、子供にとっては嬉しいですし、なんだか少し大人になった気分になるかもしれません。

 

その上で親が子供に
「ここは自分の場所なんだから、遊んだ後はしっかり片づけまでするんだよ!」
と親子でルールを決めておいてください。

そうしておけば、子供に責任感を持たせられて、自主性のある子供へと育っていく可能性も高くなるでしょう。

 

3.「自主的に勉強する子」へ育てる部屋づくり|ダイニング

次に、お家の中で「自主的に勉強する子」へ変えてあげる部屋は、

「ダイニング」になります。

 

最近ではリビングとダイニングが一緒になっているお家も多いですが、ここで紹介するダイニングとは「ダイニングテーブルが置いてある部屋=変えてあげる部屋」としています。

 

家族で食事をするだけの部屋と思われているダイニングですが、子供が自分の部屋を持つまでは、ダイニングテーブルでお絵かきをして遊んだり学校の宿題(勉強)をしたりする場合が多いです。

 

そのため「自主的に勉強する子」にしていくには、ダイニングも勉強する部屋として変える必要があるのです。

3-1.ダイニングテーブルでの勉強は子供の意志を尊重してあげる

子供がダイニングテーブルで、勉強やお絵かきなどをしていても、親は決して叱ったり注意したりせずに、子供の意志を尊重してそのまま続けさせてください。

 

たとえ自分の部屋があったとして、子供が学校から帰ってそのままダイニングテーブルで勉強をしていたとしても、

「自分の部屋があるんだからちゃんと部屋に行って机で勉強しなさい!」

「夕飯の支度の邪魔になるからここで勉強しないでくれる!」

 

というように、親の目線だけで叱ったり注意したりしないであげてほしいのです。

 

なぜなら、場所に関係なく子供が自ら進んで勉強しようとしているのに、それを支度の邪魔になるからなどと親の都合で妨げてしまうのは、

「せっかく勉強しようと思っていたのに……」

「もう勉強する気がなくなってしまった……」

 

などと、せっかく子供の心に灯った勉強に対するやる気の火を消してしまいます。

すなわちそれは「子供の自主性を育てる火」を消しているのと同じなのです。

 

「自主的に勉強する子」へ育ってもらうためにも、子供がダイニングテーブルで勉強していたら、そのまま子供の好きなようにさせてあげてくださいね。

3-2.テーブルの上には余分なものを置かない

ダイニングテーブルで自分から進んで勉強しようとしてる子供に、心おきなく勉強させてあげるには、常にテーブルの上には余分なものを置かず、勉強できる環境を作ってあげておくのが大切です。

 

テーブルの上に、

・常に調味料を置きっぱなしの状態にしている

・常にお花や写真などを飾った状態にしている

・料理をしたあとで、調理道具や食材を片づけずにそのまま置いた状態にしている

 

という状況であれば、いざ子供が学校から帰ってきて、ダイニングテーブルで勉強しようと思っても、邪魔で勉強どころではありませんよね。

 

ダイニングテーブルで教科書やノートを好きなだけ広げて、子供の思うがままに勉強させてあげるには、常にテーブルの上に余分なものを置かないもしくは、何も置かないようにしておきましょう。

 

家族でご飯を食べる時間以外は、子供の自主的な勉強のために、この状態を常にキープしてあげてくださいね。

 

4.「自主的に勉強する子」へ育てる部屋づくり|洗面所やトイレ

「自主的に勉強する子」へ育てるために、洗面所やトイレ、浴室などといった家族共有の部屋を、自ら進んでキレイに整えることができる子供にしてあげてください。

 

これらの家族共有の部屋というのは、ひどく汚れてしまうわけではありませんが、水滴が残っていたり髪の毛が落ちていたりと、誰かが使用した痕跡が残りやすいものです。

ほとんどの人がそうだと思いますが、使用感の残った洗面所などを使うのは、家族といってもあまり気持ちのいいものではありませんよね。

 

家族みんなが気持ち良く使えるように、使用後は「必ず自分が使用する前の状態に戻す」というのを心がけましょう。

当然それは子供も一緒におこなうべきルールです。

 

子供にもその習慣を身につけさせておけば、お家だけでなく公共の場でもそういった行動をとるようになれます。

 

・洗面台で水滴を飛ばしてしまったら、ちゃんと拭いていく

・トイレでトイレットペーパーを使い切ってしまったら、ちゃんと補充していく

 

などと、公共の場における基本的なマナーを「誰かがやるだろうからそのままでいい」ではなく「自分から進んでやる」という人になれます。

そうすることで、協調性や思いやりの気持ちを持った人に育ち「次に使う人がどう思うか」という想像力も身につきます。

 

この習慣を続けていけば、勉強にもいい影響をもたらし、自然と「自主的に勉強する子」になっていけるのです。

 

5.お部屋の環境を変えて子供を「自主的にやる子」へ育てる

親は子供に様々な願いを託すものですが、その願いの1つに、

「良い未来を自分の力で切り拓いていける人間になってもらいたい」

という思いも含まれているのではないでしょうか。

 

これを実現していくには、何事も自分で考え・行動できる「自主的にやる」という力が、子供に必要となってきます。

 

しかし、生まれた時から何事も自主的にやれる子供なんて、ほぼ100%いないでしょう。

子供を自主的にやれる子にしていくには、親が導いてあげるしかありません。

特に、子供のうちは勉強を自ら進んでやる子に育ってくれたら、親としては嬉しいですよね。

 

子供を導いてあげる方法の1つとして、あなたのお家のありとあらゆる部屋(環境)を変えてあげると、自主的にやる子へと導いていけます。

 

しかし「自主的にやる子」へ導くためには、いくつかの注意点があります。

5-1.「のびのび育てる」と「放っておく」のは違う

のびのびと子供を育てると聞くと、

・すべて自分がやりたいことだけやらせてあげる

・逆に子供がやりたくないことは強制させない

 

というような育て方が頭に浮かんでくるかもしれませんね。

 

しかし、この育て方には落とし穴があります。

それは、1つ間違うと子供を「放っておく(放置しておく)」育て方になりかねないからです。

 

親が子供のことを関知せずに、やりたいことだけやらせるような育て方をしていたら、

・周りのことを考えずに自分の意見ばかりを言ってしまう

・言葉遣いや行動が乱暴になる

・何事にもゆずれない、曲げられない、聞く耳を持たないようになる

 

などと、周りの人から見れば、自分のことしか考えられないただの「わがままな」でしかない子供に育ってしまいます。

 

また、

・授業中におとなしくイスに座っていられない

(教室内をふらふら歩き回ったり、教室の外へ出た行ったりしてしまう事例もある)

・私語を我慢できずに、奇声(大きな声)をあげてしまうこともある

 

などと、やってはいけないとわかっていても「我慢ができない子供」へと育ってしまう危険性もあるのです。

5-2.のびのびと育てて「自主的にやる子」へするには環境が重要

子供に「自主的にやる子」へのびのびと育ってほしければ、親が子供に対して環境を整えてあげて、導いてあげる必要があります。

 

・何を準備するのか

・どんな環境を整えてあげられるのか

 

ということによって、子供の将来が変わってくる可能性があるのです。

 

例えば・・・

テレビしか置いていない部屋で、子供に「なんでも好きなことをしていいよ!」と言ったら、ほとんどの子供が1日中テレビを見ることしかしないでしょう。


仮にその部屋の中に、ノート(画用紙など)や色鉛筆(クレヨンなど)、粘土、ボールなどの遊び道具があれば、テレビよりもそちらに集中してくれる可能性が高くなります。


子供はそれらを使って、絵を描いたり粘土で何かを作ったり、ボールを使って体を動かしたりするなど、意味のある「自由な遊び」をすることでしょう。

 

 

このように意味のある「自由な遊び」をして育った子供は、何事も自分で考えて行動できる子供へと成長していける可能性が高くなります。

やがて、自分の力で道を切り拓いていける大人になっていけるでしょう。

5-3.環境が整ったら子供自身に決めさせる|親の手取り足取りはダメ

環境が整ったら、ある程度は子供の考えで決めさせるようにしましょう。

「自主的にやる子」に育てるとしても、何でもかんでも親が手取り足取り注意するのはよくないからです。

 

親が手取り足取りやり過ぎてしまうと、

・怒られるのが嫌だから

・ガミガミうるさくて面倒だから

・とりあえず頑張っていればご褒美をくれるから

 

などと、一見すると自分から進んで勉強等に取り組んでいるようですが、これはあくまでも勉強しようと思ってやっているのではなく「ちゃんとやらないと親がうるさいから」と、とりあえず勉強を「仕方なくやっている」という感情にすぎません。

 

それでは「自主的にやる子」とは言えませんよね。

 

子供を「自主的にやる子」にしたいのであれば、

・おもちゃなどで遊んでいる時に子供が正しい使い方をしていなくても、

→「違う、こうやるの!」と親が手を入れようと(訂正しようと)しない!

(ただし、飲み込もうとするなどの危険な行為は当然止める必要がある)

 

・親が遊ばせたい(発育に良い)おもちゃに、子供が飽きて他の遊びをしようとしても、

→「ダメ、こっちで遊びなさい!」と子供に強制をしてはいけない!

 

などと、子供がやりたいことを止めるのもダメですし、親が強制するのもいけません。

危険な行為やあきらかに間違った行為などをしていないかぎりは、子供が選択した行動を優先させて、子供の自主性を尊重してあげましょう。

5-4.「自主的にやる子」は親が導いてあげる

「自主的にやる子」とは、「誰かにやれと言われなくても、自分から進んでやる」という行動ができる子を言います。

親が何も言わなくても、自ら進んでやってくれればこんなに助かることはないですよね。

 

しかし「誰かにやれと言われなくても、自分から進んでやる」とは、何も考えずに行動するという意味ではありません。

しっかりと自分で考えて、自主的に行動できる子にするには、子供のうちから親が導いてあげてください。

 

自分で考えて自主的に行動できる子供にするには、そのための「材料」が必要になってきます。

 

・子供が夢中になって取り組んでいることは、心おきなくやらせてあげる

(遊びや習い事、好きな本を読むことなど、夢中になっていることならなんでもよい)

・公園や旅行先など、自然環境の中で体験したり感動したりする体験をさせてあげる

 

などと、子供のうちに自分の心の赴くままに体験させてあげるのが、自分で考えるための「材料」となります。

そのためには、子供へいろいろな体験をさせてあげられるように、親であるあなたが導いてあげましょう。

 

6.「自主的に勉強する子」へ育てるには遊ぶのも大切

最終目的は「自主的に勉強する子」に育ってくれることですが、だからといって子供が小さなうちから勉強ばかりやらせていてはダメです。

あくまでも勉強が好きになって、自分から進んで勉強するようになってもらいたいわけですから、親が勉強を強制しないようにしてください。

 

そのためには、遊ぶ時はしっかりと遊ばせてあげましょう。

 

・お絵かきがしたい時は、お絵かきをさせてあげる

・おもちゃで遊びたい時は、おもちゃで遊ばせてあげる

・外で遊びたい時は、外で遊ばせてあげる

 

しかし、遊ばせ過ぎないように「1時間だけね」や「何時までには帰ってくるのよ」などと、家族の中でルールを必ず作っておきましょう。

こうして家族のルールを決めておくけば、子供が自分で判断するための「軸」ができ、それを基準にして自分で考えて行動できるようになります。

 

そういう子供は、1日の時間配分を自分で考えられるようになり、遊びと勉強を両立させるにはどうしたらいいのかと自主的に考えられるようになります。

そうしておけば、自然と自主的に勉強するようになりますし、将来は自主性をもった大人へと成長できる可能性も高くなるでしょう。

 

7.これからは自主的にやれる「主体性のある子供」が活躍する時代

これからの世の中は、自主的に考えて行動できる「主体性のある子供」が、活躍をしていける時代となっていきます。

 

確かに、たくさん勉強をして頭がよくなり、良い学校に入って良い会社に勤められれば、エリートコースを歩け、明るい未来が待っているでしょう。

しかし、今の時代はそれだけの要因でちゃんと仕事ができて、世の中で活躍していけるほど甘くはない状況になってきています。

 

頭の良さだけでなく、自主的に考えて行動でき、周りともしっかりコミュニケーションが取っていける「主体性のある人」が求められる時代になってきているのです。

7-1.詰込み教育は子供の自主性(主体性)を壊してしまう

俗に言うお受験ママのような、子供の意志をあまり考えず、半ば強制的かのように勉強させようとする親がいます。

そんな親が子供に勉強させたい理由としては、

 

・良い学校に行かせて、できれば高学歴な子供にしてあげたい

・自分も高学歴だったから自分と同じように子供も高学歴にしてあげたい

・良い学校を卒業させてあげて、安定した良い会社に勤めさせてあげたい

 

というような感じでしょうか。

 

各家庭によって考え方は様々ですので、その教育方針が悪いとは言いませ。
ですが、子供の将来を考えるとあまり良いとは言えません。

 

なぜならそこには……【子供の意志が一切無いからです!】

 

このように子供の意志が無く、将来のためだからと子供に詰込み教育で勉強をさせていては、学力はアップするかもしれませんが、自分で考えて行動することができない可能性も高くなります。
そうなってしまうと、子供が将来社会に出た時に必要なスキルである「自主性」が壊れてしまうかもしれません。

 

幼いころから遊ぶ時間を奪われ、友達と触れ合う時間もほとんど無く「良い学校に入れば幸せな人生が送れるから勉強しなさい」と親に言われるがまま勉強し続けて、高学歴で一流の企業に就職できた子共がみんな幸せになるのかと言われれば、必ずしもそうではありません。

7-2.大人になって急に「自分で考えて行動しろ」と言われても難しい

すべての人に当てはまるわけではありませんが、ほとんど遊ばずに、勉強ばかりしてきた子供は、

・猛勉強をして、良い成績を取る

・良い学校に入学する

・良い学校を卒業したら、一流企業や安定した職業に就く

 

というのが目的であり、そこがゴールとなってしまいます。

そのため、良い学校や会社に入ったとしても、そこからいきなり「あとは自分の好きなこと、やりたいことをやってね」と言われても、その子供は何をしたらいいのかわからないはずです。

 

なぜなら……

今まで言われるがまま勉強をしてきて、良い学校や会社に入るというのが目標だったため、その子供は「自分で考えて行動する」という人生を歩んでこなかったからです。

 

一生懸命勉強して良い学校に合格して、目的が達成したとしても、

・この学校に何を学びたと思って入学したのかわからない

・どんな研究がしたくて入学したのかわからない

・どんな学校生活を送ったらいいのかわからない

 

などと、今まで自分で考えて行動したことがないため、そもそも入学してからの目標もなく、何をしたらいいのか本人にもわからない状態になります。

 

また、その後卒業して良い会社に入ったとしても、

・創造力が乏しいため、新しい発案を思いつきにくい

・効率のいい仕事の方法を思いつきにくい

・コミュニケーション能力に乏しいため、職場の人と協調性のある仕事ができない

 

などと、自分で考えて行動をしていなかったので、創造力に欠ける場合や友達と遊んだり人と接したりする機会が少なく、コミュニケーション能力が備わっていなかったため、周りの人と協力して仕事をするのもできない場合が出てきます。

 

要するに……

勉強はできるが社会性や創造力の少ない、ただ頭がいいだけで仕事がうまくできない人になりかねないのです。

7-3.主体性を備えるには子供のころから自主性を鍛えるしかない

このように、小さいころから子供へただ単に勉強させていては、将来が思いやられます。

主体性のある人になれる可能性も低いでしょう。

ただ単に勉強だけさせるのではなく、自分の意志で勉強するというのが大切です。

 

たとえ勉強以外でも、もし子供が自分の意志で考えたことなのであれば、

・他にやりたいことがあるのなら、やらせてあげてください

・友達と遊びたいと思っている時は、思いっきり遊ばせてあげてください

 

そうしてあげられると、子供の自主性を育ててあげれるのです。

自分の意志が尊重されて、友達など周りの人としっかりコミュニケーションが取れる子供は、将来「主体性のある大人」になる可能性を秘めています。

7-4.子供の主体性を育てるためにアクティブ・ラーニングが導入される

子供の主体性を育てるために、文部科学省が「アクティブ・ラーニング」という新しい学習方法を導入する予定だそうです。

 

【アクティブ・ラーニング】とは「能動的学習」のことを言います。

簡単に言うと「自分で考え、学び、行動して、周りの仲間と協力して成果に導く」という学習スタイルになります。

 

今までの教科書を基に先生から教えられるだけの教育ではなく、生徒(子供)が主体となって考え、生徒みんなで協力しながら勉強していくのです。

子供への教育の重点を「何を教えるか」という部分から「何ができるようになるのか」というところへ、転換していくようになっていきます。

 

もちろんベースは今までの基礎的な学習が中心となります。

その代わり勉強だけではなく、子供が将来社会に出て働くための力をつけさせようという教育環境になっていきます。

 

今後は日本の教育環境も、子供の「主体性を育てる」という学習スタイルに変わっていくのかもしれませんね。

 

「アクティブラーニング」について詳しく知りたい方は、

同サイト関連記事「アクティブ・ラーニングとは|小学校でも導入中の新しい授業法」をご参照ください。

 

 

まとめ

今回の「自主的に勉強する子供へ育てるためのお部屋(環境)づくり」についてのお話は、いかがだったでしょうか?

 

子供を「自主的に勉強する子」へ育てるためには、親が強制するのではなく、部屋の教育環境を変えてあげて、親がそこへ導いてあげるというのが大切です。

 

部屋の環境を変えてあげても、自主的に勉強しようとしない子供も当然出てくると思います。

勉強よりもスポーツを頑張りたいという子供もいるはずです。

 

そんな時は、無理やり勉強のほうにもっていくのではなく、自分の意志で自主的にやりたいことを見つけた子供の気持ちを尊重してあげてください。

 

自ら進んで勉強するのも大切ですが、子供が自分の意志でやりたいことを見つけるようになった時点で、その子は「自主性のある子供」へと育つ第一歩を踏み出しているわけですからね。

 

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【参考書籍】

・松永暢史『賢い子供は「家」が違う!』星雲社、2016

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