人見知りいつから始まった?悩むあなたに知ってほしいこと

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あなたが「人見知り」について不安を抱えているのなら、「赤ちゃんの人見知り」と「物心ついてからの人見知り」は違うものだと知る必要があります。

 

赤ちゃんの人見知りは「成長に伴う一時的なもの」で、

  • いつから始まるのか
  • いつまで続くのか
  • どのように接したら良いのか

ということがある程度わかっています(もちろん個人差はあります)。

 

そして、物心ついてからの人見知りは「個人の本質に関わるもの」です。

 

この違いを知らなければ、「赤ちゃんのときから人見知りだと大きくなったらどうなるの?」といらない心配が増えてしまったり、「赤ちゃんのときから人見知りだからどうしようもない」と諦めてしまったりすることがあるでしょう。

今回は、人見知りいつから始まるのかを考慮したうえで人見知りとの向き合い方」について紹介していきます。

 

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1. 人見知りいつから始まった?

冒頭で述べたように、「赤ちゃんの人見知り」と「物心ついたときからの人見知り」には違いがあります。それでは、それぞれどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

1-1. 赤ちゃんの人見知りの特徴

< 成長による一時的なものである >

  • 性格は関係していない
  • 赤ちゃんの人見知りは自然になくなる
  • 周囲の人(大人)が接し方を気をつける必要がある

 

赤ちゃんの人見知りは、「性格」ではなく「本能」によるものです。慣れないものを前にしたとき、誰にでも警戒心や恐怖心がありますよね。それと同じです。

ですから「人は怖くない」ということがわかれば、自然に人見知りは落ち着いてきます。

それまでは、赤ちゃんが怖がったり警戒したりしないように、周囲の人は接し方を考えるようにしてください。

 

1-2. 物心ついてからの人見知りの特徴

< 個人の本質に関わるものである >

  • 人見知りには内向的な性格の人が多い
  • 自分の考え方や環境を変える必要がある
  • 物心ついてからの人見知りは自然になくならないが「克服できる」

 

物心ついてからの人見知りは、本能のように直感的なものではなく、「相手からどう思われるのか」などの思考からくるものです。そのため、個人の本質(性格)が関わります。

「思考からくるもの」ですから、克服するためには自分自身の考え方や環境を変えていく必要があります。

 

 

2. 赤ちゃんの人見知り

赤ちゃんは「お母さんにしがみつきながら、相手をじっと見つめている」ということがありますよね。それは慣れない人への興味・好奇心がありながらも、恐怖心を抱いているからです。

赤ちゃんの人見知りは「人に慣れる」ことで落ち着きます。
あなたにできることを見直すために、赤ちゃんの人見知りについて理解を深めていきましょう。

 

赤ちゃんのパパ見知り

 

2-1. どうして人見知りになるの?

赤ちゃんは「人の区別ができるようになる」と人見知りになります。

 

慣れていない人や知らない人を遠ざけるということは、特定の人に愛着を持ち始めた証拠。人の区別ができて、「この人は大丈夫」「この人は誰?」となるのは、見る力や記憶力が育ってきたということです。つまり、赤ちゃんの人見知りは「成長している証」です。

 

はじめは一番身近な存在である「お母さん」と「お母さん以外の人」。それから「この人はよく見る顔だ」「この人は優しい人だ」というように、少しずつ世界が広がっていきます。

 

補足:赤ちゃんの様子をみてみよう!

赤ちゃんの様子をよく見てください。相手を嫌がっているわけではなく、「お母さんから離れたくない」という様子であれば、人見知りではなく甘えているだけかもしれません。そんなときは、無理に引き離さず、赤ちゃんに寄り添いながら他の人とコミュニケーションを取れるように手伝っていきましょう。

 

2-2. いつから人見知りが始まるの?

個人差はありますが、生後6ヶ月頃から人見知りが始まります

 

赤ちゃんは生後1~2ヶ月くらいで色や形がわかるようになり、4ヶ月ほどで動くものを目で追いかけることができるようになります。そして「見る力」がどんどん育っていき、お母さんの顔がわかるようになったら人見知りの始まりです。

 

補足:「見る力」と共に発達するもの

「見る力」の発達と共に、「聞く力」や「記憶力」も発達をはじめます。これらの発達も「人を区別する」ことにつながりますので、人見知りは成長のひとつの目安といえるでしょう。

 

2-3. 人見知りはいつまで続くの?

人見知りの始まりと同じく個人差はありますが、だいたい2歳くらいで落ち着いてきます。人とのコミュニケーションが増えて、接し方がわかってくると落ち着いてくるようです。

 

2-4. 赤ちゃんの人見知りはどうしたらいいの?

「赤ちゃんは人見知りするものだ」そうわかっていても、赤ちゃんの人見知りには気を遣いますし、困る場面があると思いますよね。できるだけ早く人に慣れるために、少しでも赤ちゃんの恐怖心をやわらげるために、あなたできることを紹介します。

 

2-4-1. 自分の子供が人見知りを始めたとき、あなたにできること

  • 「この子、人見知りしちゃうんだ」と相手に伝える
  • 同年齢の子供と遊ばせる
  • 突き放したりしないで、少しずつ自分以外の人に慣れさせる

 

2-4-2. 「パパ見知り」でショックを受けているお父さんにできること

お父さんにできることは「子供が慣れるまで辛抱強くコミュニケーションをとること」です。そして、知っていただきたいことは「お父さんはお母さんとスタート地点が違う」ということ。

赤ちゃんは生まれる前からお母さんと一緒にいますし、生まれてからしばらくは母乳で育ちますよね。ですから、赤ちゃんにとってお母さんは特別な存在であるということを忘れてはいけません。パパ見知りされると寂しいかもしれませんが、焦らずにコミュニケーションをとっていきましょう。

 

2-4-3. 赤ちゃんに人見知りをされたときの接し方

  • 自分からは近づかずに、赤ちゃんから近づいてくるのを待つ
  • 優しく笑顔で話しかける
  • お母さんやお父さんと仲良くしているところを見せる

 

2-5. 人見知りをしない赤ちゃんはいますか?

ここまでは、赤ちゃんが人見知りすることを前提に紹介してきましたが、実は人見知りをしない赤ちゃんもいます

 

成長に個人差があるように、「人に慣れるまでの時間」にも個人差があります。大家族に生まれたのであれば、生まれてすぐにお母さん以外の人と多く触れ合う機会があるため、人見知りにならないまま人に慣れるということもあるでしょう。

 

生活環境によって人見知りの度合いは変わってきますから、子供が人見知りをしなくても心配しすぎることはありません。

しかしながら、自閉症などの発達障害が隠れていることがありますから、不安な人は専門医へかかることをおすすめします。

 

補足:発達障害ってどんなもの?

「国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センターのウェブサイト」では、発達障害に関連するさまざまな情報が紹介されています。発達障害について気になることがある人は参考にしてください。

“国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センターのウェブサイトは青文字をクリック”
・ トップページ 
・ 関連ページ「発達障害に気づく」

 

 

3. 物心ついたときからの人見知り

「物心ついたときからの人見知り」とは、「人の感情や物事についてなんとなくわかるようになってきてからの人見知りのことです。

 

赤ちゃんの人見知りは「未知との遭遇による本能的な恐怖」と言えますが、こちらの人見知りは「相手からどう思われるか」「こう思われたらイヤだ」のように「感情が複雑に絡み合うもの」です。

 

それでは、物心ついたときからの人見知りについてみていきましょう。

 

不安な学生

 

3-1. なぜ人見知りになるの?

人見知りになる理由は、個人の本質(性格)に関わるものであり、大きく分けると2つあります。ひとつは「人の目を気にしすぎる」ということ、もうひとつは「遺伝子による気質」です。

 

<人の目を気にしすぎる>

「他の人からどう思われるのか」「自分がどんな人間なのかを見抜かれるのではないか」という不安や恐怖が強く、人と距離をとってしまいます。言い換える自意識過剰であり、このタイプの人は自己評価が低いことが多いです。また、人からよく思われたい気持ちから、人前に出ると強いプレッシャーを感じるということもあります。

 

<遺伝子による気質>

ここでいう遺伝子による気質とは「内向的な性格なのか、外向的な性格なのか」ということです。一概にはいえませんが、内向的・外向的を決めるものは「行動を決める脳内物質や遺伝子の違い」と考えてください。

内向的な人の脳は心理や精神など内面に働く活動がさかんで、外向的な人の脳は外からの新しい刺激を求めています。ですから、思考をより多く巡らす内向的な人の方が、人見知りになりやすいと考えられています

 

3-2. 人見知りは克服できる?

結論からいうと、人見知りは克服することができます。その方法は、赤ちゃんの人見知りと同じく「人に慣れる」ということです。しかし、それだけでは足りません。人見知りを克服したいのならば、あなた自身を知る必要があります。

 

例えば、「内面的な思考を持つ内向的な人」が「外からの刺激を求めている外向的な人」のように振る舞うことができるかを考えてみてください。

きっと無理をしなければいけない場面がありますし、「うまくいかずに自分に失望してしまう」ということがあるでしょう。その結果「また失敗したらどうしよう」という気持ちが強くなり、さらに人と距離をとるようになってしまいます。

 

だからこそ、「あなた自身を知って、無理のないように人に慣れていく」ことが大切だと覚えておいてください。

 

3-3. 人見知りとの向き合い方

人見知りだとさまざまな場面で困ることがあると思いますが、あまり思いつめないようにしてください。以下は、人見知りと向き合うときのポイントです。

 

3-3-1. 「みんなも人見知りだ」と考える

人見知りかどうかは本人にしかわからないものです。まったく人見知りに見えない人でも、初対面の人には緊張しますし、話しかけるときはドキドキします。あなただけではないのですから、少し肩の力を抜いて「あの人も緊張しているのかな」と考えるようにしましょう。

 

3-3-2. 無理をしないで、できることをする

人見知りの人は「何を話したらいいのだろう」「うまく言葉を返さなきゃ」といったプレッシャーを感じることがありますが、無理をして喋ることはありません。「挨拶をきちんとする」「相槌をする」など、できることから意識していきましょう。

 

 

4. まとめ

あなたが人見知りで困っているのなら、「赤ちゃんの人見知りは自然になくなる」ということ、人見知りは克服できる」ということを忘れないでください。

そして、大事なのは「無理をしないこと」です。少しずつ人に慣れていきましょう。

あなたの周りに、たくさんの笑顔があふれますように……。

 

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【参考書籍】

・反田 克彦『人見知りが治るノート 』すばる舎、2014

・麻生 けんたろう『さようなら!「人見知り」―初対面の気後れ・あがりがなくなる53の考え方・話し方』同文舘出版、2009

・吉岡 英幸『「人見知り」は案外うまくい』技術評論社、2009

・マーティ・O・レイニー 『内向型を強みにする』パンローリング、2013

・渡瀬 謙 『“内向型”のための雑談術―自分にムリせずラクに話せる51のルール』大和出版 、2010

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