インターナショナルスクールとは|知らなきゃ損な大事なこと

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「子供をインターナショナルスクールに通わせたい!」

そう思っている親御さんはなかなか多いようです。子供の将来のためにも、できれば英語が話せるようになる教育をしてあげたいですよね。

 

しかし、インターナショナルスクールについて、あなたは詳しくご存知ですか?

 

・インターナショナルスクールに通う子供

・インターナショナルスクールの費用

・インターナショナルスクールの選び方 などなど

 

「なんとなくしか知らない」という方もいると思うので、このページではインターナショナルスクールについてしっかりとお話ししていこうと思います。

 

インターナショナルスクールに子供を通わせたいお母さん・お父さん必見のページですので、ぜひ見ていってくださいね。

 

目次

1. インターナショナルスクールってどんなところ?

早速、インターナショナルスクールがどんなところなのかお話ししていきます。

生徒・先生・授業・費用に分けて詳しく見ていきましょう。

 

1-1. どんな生徒がいるの?

インターナショナルスクールには以下のような子供たちがいます。

 

・親御さんの都合で海外から日本に来ている子供

・ダブル国籍の子供(例・日本と他の国の国籍を持っている子供)

・高い英語力を身に着けたい日本人の子供

 

幼稚園部~高等部まで用意しているインターナショナルスクールには、3歳~19歳くらいまでの子たちが通っています。

 

1-2. どんな先生が教えてくれるの?

スクールによって違いはあると思いますが、多くのスクールで「ネイティブ同様の英語力を持っていること」を前提とし、先生を採用しています。英語圏の大学の教育課程を出ていたり、海外で教師経験がある先生も多いようです。

 

また、スクールで働いている先生の国籍も、生徒と同様、多国籍である場合があります。

 

1-3. インターナショナルスクールと日本の小中学校、授業の違い

インターナショナルスクールと日本の小学校・中学校の授業はどう違うのでしょうか。

比較して見てみましょう。

 

―インターナショナルスクール―

・インターナショナルスクール内では、すべての会話がall English!当然授業も!

・授業では「自分で物事を考える力だけでなく、自分の考えを人に伝える力」が求められる場面が多い

・飛び級や留年があり得る

・1クラスあたりの生徒数は、日本の小学校・中学校に比べると少ない場合がほとんど。

・インターナショナルスクールでは学年のことを以下のように表現します。

学年表2

※インターナショナルスクール初等部からは英語に加え、算数(数学)・社会・理科・体育などの授業が入ります

 

―日本の小学校・中学校―

・学校内でももちろん日本語でOK

・授業では「協調性」が求められる場面が多い

・基本的に毎年学年が上がる

・1クラスあたりの生徒数は、30人~40人くらいのところが多い

 

また授業の話からは少しずれますが、「インターナショナルスクールは夏休みが長い」ということも知っておきましょう。インターナショナルスクールでは3か月間くらい夏休み(6月~8月末・9月初めくらいまで)があり、その間は学校が用意した課外活動に参加する子供も多いようです。

 

2. インターナショナルスクールに通うメリット&デメリット

次はインターナショナルスクールに通う、メリットとデメリットを見ていきましょう。

 

有名人の子供が通っていたりと、「良いイメージ」がとても強いインターナショナルスクール。しかし、デメリットもあるんです…!

 

―メリット―

・最高の環境で英語を学べる

・色々な国の子供とコミュニケーションが取れる

(日本だけでなく世界に興味が持てる)

・留学をする際、英語がペラペラだと安心

・英語が話せると将来就く仕事の幅が広がる

・「日本の学校に比べると、子供の個性を伸ばすことができる」と感じることも

 

―デメリットー

・日本語力が劣ってしまわないか心配

・日本の公立中学校、高校に入れない場合がある

(インターナショナルスクールでは義務教育を受けられないため)

・受験できる大学の幅が狭くなる

・とにかくお金がかかる

 

子供の将来が大きく変わってしまう可能性もあるので、インターナショナルスクールに通わせるor通わせないは真剣に考えるようにしましょう。

 

3. インターナショナルスクールってどれくらいお金がかかるの?

インターナショナルスクールの費用は、各スクールによって大きく異なります。なので、今からお話しすることはあくまで「目安」として考えてくださいね!

 

まず、インターナショナルスクールの年間授業料は100万円を超えるところがほとんどです。これに入学金や施設管理費、場合によってはスクール側から寄付金を求められる場合もあります。

 

仮にインターナショナルスクールに12年間(日本でいう小学生~高校生まで)通った場合は、なんと2,000万円近く、またはそれ以上かかるスクールもあります。

 

途中でお金の面が不安になった場合、「インターナショナルスクールの中等部から、公立の中学校に子供を移したいな」と考える親御さんもいるかもしれません。しかし、インターナショナルスクールの中等部の途中から、公立の中学校に編入するのはとても困難で、公立の中学校に入る許可が下りにくいそうです。

 

インターナショナルスクールから、公立の小学校に転校する場合は可能なようですが、いずれも住んでいる地域の教育委員会に相談する必要があるでしょう

 

「子供をインターナショナルスクールに通わせたい!」と思っているのであれば、インターナショナルスクール入学前から、金銭面についてある程度余裕があるのが望ましいです。

 

4. インターナショナルスクールにはどうやって入るの?

インターナショナルスクールに入るためには「子供の英語力」は必須だと思いましょう。

 

(まれに子供の英語力が必要ないスクールもあるようですが、入れるインターナショナルスクールの幅を広げるためにも「将来インターナショナルスクールに子供を通わせたい」と思っている場合は、英会話教室に子供を通わせるなどの準備をしましょう)

 

また、インターナショナルスクール入学のために受ける試験は、幼稚園部・初等部・中等部・高等部と異なります。実際にどんな試験が行われているのか見ていきますが、スクールによって試験内容が違ってくる場合も。「ふーん。こんな試験があるかもしれないのね」程度で見てくださいね!

試験内容2

また、一般の学校からインターナショナルスクールに入学する場合は、今まで通っていた一般の学校の成績証明書が必要となります。

 

出願については、日程を「〇月〇日まで」としっかり設けているところもありますが、「随時受付」のインターナショナルスクールも比較的多いです。

 

さらに、子供のご両親(またはお母さん、お父さんのみ)に対しても「英語力」が求められるインターナショナルスクールもあります。その場合は親御さんも英語面接を受けることとなります。

 

※インターナショナルスクールは、欧米の学校のように、新学年の授業始まりが9月~(8月末~)のところが多いです。しかし、転入(転校)・編入する場合は随時入学できるところもあります。

 

5. インターナショナルスクールで義務教育は受けられない!?日本の小学校・中学校の卒業資格はどうなるの?

インターナショナルスクールの初等部・中等部を卒業しても、日本の小学校・中学校の卒業資格を得ることはできません。

 

これは国がインターナショナルスクールを「義務教育が受けられる場所」と認めていないためです。そのため、インターナショナルスクールで学んでも、「必要な義務教育をこの子は受けていない」とみなされ、卒業資格がもらえないのです。

 

では、小学校・中学校の卒業資格がもらえないとどうなるのでしょうか?

 

―小学校の卒業資格がもらえない場合―

公立の中学校に入学することができません。

私立の場合は、学校判断によって、インターナショナルスクール卒業生を受け付けているところもあり。

 

―中学校の卒業資格がもらえない場合―

公立の高校を受験することができません。

ただし、私立の場合は学校判断により可能です。

 

日本の小学校・中学校から卒業資格をもらいたい場合は、「公立の小学校・中学校に籍を置かしてもらい、インターナショナルスクールに通う」という手があります。この場合は籍を置く小学校・中学校ときちんと話しをし、許可をもらうようにしましょう。

 

また、「公立の中学校に籍を置いて高校受験をする場合」は、受験予定の高校に提出する「中学校の内申点」が気になるところ。高校受験をするようであれば、籍を置いている中学校側に内申点がどうなるのかを早いうちに尋ね、インターナショナルスクール側にも必ず相談するようにしましょう。

 

※インターナショナルスクール卒業生の中には「中学卒業程度認定試験(中卒認定試験)」を受け、日本の高校に進学した子もいるようです。

 

6. インターナショナルスクールから大学受験をする3つの方法

インターナショナルスクールの高等部を卒業した場合は、海外の大学や国内の大学に行く子が多いです。しかし、インターナショナルスクールに通う子供の大学受験についても気をつけておくべきことがあります。

 

通常、海外国内を問わず大学を受ける場合は、高校の卒業資格が必要となります。

しかし、通っているインターナショナルスクールによっては、スクールを卒業しただけでは高校の卒業資格を得ることはできません。

 

では、インターナショナルスクールに通う子供たちはどうやって大学受験をしているのでしょうか?方法は3つあるので、それぞれご紹介していきます。

 

6-1. 高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)を受ける

高卒認定試験を受け合格すると、「この子は日本の高校卒業程度の勉強はできるよ」と国から認めてもらえます。もちろん、高卒認定試験に合格すると、日本の大学の受験は可能になります。

 

(海外の大学を受ける場合でも、日本の高卒認定試験が有効な場合があります。特にアメリカでは有効な大学が多いようなのですが、海外で行きたい大学がある場合は事前に問い合わせましょう)

 

6-2. 評価団体から認められているインターナショナルスクールに通う

WASC(Western Association of Schools and Colleges)、CIS(Council of International Schools)、ACSI(Association of Christian Schools International)などの海外の評価団体によって、きちんと認められているインターナショナルスクールに通っていると、海外の大学進学時に有利になる場合があります。

 

6-3. 国際バカロレア資格を取れるインターナショナルスクールに通う

大学進学のために世界的な大学入学資格である「国際バカロレア資格(IB Diploma)」が取れるインターナショナルスクールに入るのも良いでしょう。

 

6-3-1. 国際バカロレア資格ってなに?

そもそも「国際バカロレア」とは1968年にスイス・ジュネーブで発足した団体です。

国際的な教育プログラムを提供しており、日本国内のインターナショナルスクールの中にも、国際バカロレアの認定を受けたスクールがあります。

 

そして、国際バカロレア資格を取る為には、国際バカロレア認定のインターナショナルスクールで、16歳~19歳の間、資格取得のための「ディプロマプログラム(DP)」というコースを2年間受けなければなりません。ディプロマプログラムでの必修科目を学び、試験に合格すると晴れて国際バカロレア資格を手にすることができます。

 

(ちなみに試験で使われる言語は原則、英語orフランス語orスペイン語です)

 

しかし、国際バカロレア資格を取れたからといって、日本の全大学が受験可能ではないようです。上智大学や早稲田大学などの一部の学部では、国際バカロレア資格を受け入れているようですが、調整中の大学もあるようです。

 

海外・国内を問わず、行きたい大学がある場合は「国際バカロレア資格を使えますか?」と尋ねることが必要となります。

 

6-3-2. 国際バカロレアが提供している教育プログラム

ディプロマプログラムの他にも、国際バカロレアが提供しているプログラムがあります。

少し見てみましょう。

 

・プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)

‥3歳~12歳の子供が対象。心身の育成に重きを置く。

 

・ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)

‥11歳~16歳が対象。5年間MYPで学ぶ。必要教科を学びつつ、社会でもしっかりと生きていけるような人へと育てる。

 

・ディプロマ・プログラム(DP)

‥16歳~19歳が対象。大学試験を受けられるようにするための大学入学資格取得を目指し、生徒は2年間のプログラムを受ける。

 

・キャリア関連プログラム(CP)

‥16歳~19歳が対象。将来のための職業能力育成を行う。(日本ではまだCPを取り入れているスクールはない)

 

7. インターナショナルスクールの選び方・6つの重要ポイント

「インターナショナルスクールに通わせよう!」となった場合、どのようにインターナショナルスクールを選ぶべきなのでしょう?

 

ここでは、インターナショナルスクールを選ぶ際に重要な6つのチェックポイントを見ていきます。

 

7-1. 評価団体認定のスクールかチェック!

将来、子供が大学受験することを考えると、WASC、CIS、ACSI認定のインターナショナルスクールを選んだり、国際バカロレア資格が取れるインターナショナルスクールを選ぶことをおすすめします。

 

※上にあります「6. インターナショナルスクールから大学受験をする3つの方法」でお話ししていますが、WASC、CIS、ACSIに評価されているインターナショナルスクールは海外大学受験の際に有利になることがあります。また国際バカロレア資格があると、海外・国内ともに受けられる大学の幅が広がります。

 

7-2. 日本国籍の生徒の割合をチェック!

クラスにいる日本国籍の生徒があまりにも多いと、生徒同士が日本語でガンガン会話してしまう可能性があります。そうなると、英語力の伸びが悪くなってしまう原因にも。

 

せっかく子供をインターナショナルスクールに入れるのであれば、「クラスにいる生徒のうち半分以上は日本国籍の生徒」というインターナショナルスクールは避けた方がよいかもしれません。

 

7-3. スクールがどんな教育をしているのかチェック!

スクールの教育方法・カリキュラムはしっかりと確認するようにしましょう。

その上で「我が子にはどの教育は合うのか」を入学決定前に考えるべきです。

 

また、スクールに勤務している先生がどんな先生で、どんな教え方をしているのかも気になりますね。

 

7-4. スクールを卒業した生徒の進路をチェック!

スクールの説明会に参加した際は、スクールを卒業した生徒の進路について聞いてみましょう。将来子供がどのような進路を選べばよいかの参考になります。

 

7-5. 子供と一緒にインターナショナルスクールを訪ねる!

これが一番大切です!

 

小さな子供をインターナショナルスクールに入れる場合は、親御さんがいくつかインターナショナルスクール候補を決め、その候補のスクールを子供と一緒に見学しましょう。スクールの雰囲気が良く分かると思います。

 

実際にインターナショナルスクールに通うのは子供!

スクール見学をし、「ここなら大丈夫」と子供が思えるスクールを探しましょう。

 

7-6. 場合によっては「プリスクール」「アフタースクール」の方が良いかも

インターナショナルスクール選びに関連して「プリスクール」「アフタースクール」についても少しお話ししておきます。プリスクール・アフタースクールとは一体どんなところなのでしょうか?

 

7-6-1. プリスクールとは

プリスクールは「日本人の子供たちにもインターナショナルな教育を」と作られた保育園や幼稚園のことを指します。しかし、インターナショナルスクールは「日本に来ている外国人の子供のため」に作られたスクールです。

 

また、どちらのスクールもスクール内で使われる言語は主に英語ですが、プリスクールの場合は「日本語の必要性」も考え、日本語の勉強もきちんと行っているスクールが多いようです。

 

※ただし近年は「インターナショナルスクールの保育園または幼稚園」を「プリスクール」と呼ぶ人も増えてきています。

 

7-6-2. アフタースクールとは

インターナショナルスクールによっては「アフタースクール(学童保育)」を行っているところも。一般の幼稚園や小学校に通っている子供も通え、放課後の時間を使い、たっぷりと英語を学ぶことができます。(週に何回利用するかも選択できます)

 

アフタースクールはインターナショナルスクールに通わせるよりも費用が安いため、「本当はインターナショナルスクールに通わせてみたいけど…」と思っている親御さんが、子供に通わせることもあるみたいです。

 

8. まとめ

これでインターナショナルスクールについてのページはおしまいです。

 

インターナショナルスクールには、メリットもありますが、絶対に知っておかなければならないデメリットもあります。

 

「インターナショナルスクールに子供を入れたい!」という親御さんの思いだけで判断するのではなく、子供の将来をきちんと考えて「本当に我が子はインターナショナルスクールに入れるべきなのか」を考えることがとても大事ですね♪

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