子供の寝かしつけ方法|上手に寝かせて親御さんも元気になる!

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「子供がなかなか眠ってくれない」「子供の夜泣きがひどい」など、子供の睡眠について悩んでいる親御さんはたくさんいます。この記事を読んでいるあなたも、子供が寝てくれず、疲れていませんか…?

 

今回はそんなあなたの助けになればと、「子供の寝かしつけ」についてお話ししていこうと思います。今からご紹介する寝かしつけ方法を、ぜひお試しくださいね♪

―このページはこんな人におすすめ―

このページは、赤ちゃん~小学校入学前までのお子さんをお持ちの親御さん向けのページです。

 

 

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1. 夜、子供を上手に寝かしつけるには

では、いきなり本題に入っていきます。

どんなことをしたら、子供はスムーズに眠ってくれるのでしょうか?

 

1-1. 子供をすっと寝かしつけるために、日中すべき3つのこと

「日中、子供がどのようにして過ごすのか」も「夜の良い眠り」と深く関わってきます。

子供がスムーズに寝付けるように、日中は以下の3つのことをしてみましょう。

 

1-1-1. 朝は太陽の光を浴びさせる

朝は子供が眠っている部屋のカーテンを開け、子供に太陽の光を浴びさせましょう。

 

なぜ太陽の光を浴びさせるべきなのかというと、太陽の強い光は、人間が「24時間で快適に過ごせるように」と調節してくれるからです。

 

私たち人間の体内時計は、本来25時間と言われています。しかし、私たちは地球の自転に合わせて24時間で普段生活をしていますよね。

 

では、仮に人間の体内時計を調節せずにいるとどうなるのかというと、1時間ずつズレていき、24時間の普段の生活に支障が…。

 

なので、24時間で快適に過ごすためには、私たち人間の「体内時計の調節」が必要となるのですが、その調節をしてくれるのが「強い光」。

 

人間は太陽の光ような「強い光」が目に入ってくると、目の後ろにある、脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)が「光が入ってきたよ。起きて」と松果体(しょうかたい)に伝えます。そうすることで、松果体は「メラトニン(眠りを誘うホルモン)」の分泌を抑え、私たちは気持ちよく目覚めることができます。

 

また、松果体はメラトニンの分泌を抑えてから、約14時間でまたメラトニンの分泌を始めます。そうすると、人間は「眠気」を感じ、心地よく眠りにつくことができるのです。仮に「うちの子どもは、毎日21時に寝かせたい」と考えているのであれば、朝7時に起こせば、14時間後の21時頃に子供は眠くなるでしょう。

視交叉上核引用画像

(出典: http://www.drug-family.com/012000/2009-08.html

 

お天気の悪い日は、部屋の電気をつけて、なるべく明るい環境をつくってあげてください。

 

1-1-2. 日中はしっかり遊ばせる(運動させる)

ストンと眠りにつくためには、「程よい肉体的な疲労」も大切です。

そのため、日中はしっかりと身体を動かせ、たくさん遊ばせるようにしましょう。

 

また、お天気の良い日は外で遊ばせるのがおすすめです。

太陽の光を浴びることで、身体では「ビタミンD」が作られ、そのビタミンDは骨を強くする「カルシウム」の働きをよくしてくれます。

 

つまり、外で身体を動かすことは、「肉体的な疲労を子供に与える」だけでなく「健康的な身体つくりにも役立つ」ということ!一石二鳥。最高ですね♪

 

もしも、お子さんが「まだ歩けない」「ひとりではまだ十分に運動できない」という場合は、親御さんが「ベビーマッサージ」をお子さんにしてあげましょう。ベビーマッサージをすることにより、お子さんはエネルギーを消費することができます。

 

※運動やベビーマッサージをしたあとは、子供にしっかり水分補給をさせましょう。

 

1-1-3. 長時間のお昼寝は午後3時まで(生後5か月~)

生後5か月くらいになると、お昼寝の時間は少しずつ減ってきます。これは赤ちゃんの「1日のサイクル」がしっかりしてくるからです。

 

子供のお昼寝時間が減ってきたら、「長時間の昼寝は午後3時までに終わらせる」というのを目標にしましょう。もし、午後3時以降に長時間お昼寝をさせてしまうと、子供は「まだ元気だよ!」となってしまい、上手に眠れなくなります。

 

1-2. 子供の眠りを誘う5つのコツ

次は、子供がすっと眠れるようにする「子供の眠りを誘う方法」をご紹介。今からご紹介する方法は、「毎日続けること」が大切。なぜかというと、「今日も眠る時間がやってくるんだなあ」と子供が思えるからです。

 

また、「子供が眠る時間」を毎日固定してしまい、その時間に合わせて「眠るための準備」を行うとさらに効果的ですよ。

 

1-2-1. 眠る前は「強い光」を見させないようにする

大人も子供も共通ですが、眠る前に強い光を見てしまうと、脳の松果体が睡眠を誘うホルモン(メラトニン)の分泌を抑えてしまいます。そうなると、子供は「まだ起きれる。寝たくない」となってしまい、結局親御さんが苦労することに…。

 

そんな事態を避けるためにも、子供が眠る2時間前からは、強い光を放つ「テレビ」「スマートフォン」「パソコン」などの画面を見せないようにしましょう。子供を寝かしつけている途中に、親御さんはスマートフォンを見たくなってしまうかもしれませんが、もちろんそれもNGです。子供が眠るまでは我慢!

 

また、子供を寝かしつける際は、お部屋の照明を薄暗くしましょう。

やんわり光を放つ、ナイトランプのみをつけるのがおすすめです。そして、子供が眠りにつたら、消してあげてください。

 

Amazonで「ナイトランプ」と調べると、かわいい商品がたくさん出てきます。そして、その中でも、オレンジ色など、できるだけやわらかい光を放つナイトランプを探しましょう。

 

1-2-2. 「子供の心が安らぐ音楽」を聞かせる

お子さんの心がざわついたままだと、なかなか眠りにつくことができません。お子さんの心を落ち着かせるために、ゆったりとした音楽をかけてあげましょう。

 

睡眠用のCDも発売されていますし、YouTubeで「睡眠 音楽」と調べると、睡眠に適した音楽が出てきます。また、子供がお母さんのお腹の中にいるときに聞いていた「胎内音」や、テレビの砂嵐のような「ホワイトノイズ」という音でも、子供はリラックスすることができます。

 

※先ほどもお話ししたように、スマートフォンの強い光で、子供は眠れなくなります。また、中にはスマートフォンを見ると「遊びたい!」と思ってしまう子供もいます。スマートフォンを使って音を流すときは、親御さんのポケットの中に入れる、ベッドの下に隠すなど、子供の視界に入らないようにする工夫が必要です。

 

1-2-3. 「親御さんの声」を子供に聞かせる

「親御さんの声」を聞くと、子供は安心し、落ち着いて眠ることができます。

親御さんが子守歌を歌う、絵本の読み聞かせをするなどし、子供に優しい声を聞かせてあげましょう。

 

子守歌や絵本を読むときは、「穏やかに優しく」が鉄則。大袈裟に感情表現などをすると、子供は「聞くこと」だけに集中できなくなり、場合によっては楽しくなって興奮してしまう場合も。そうなると逆効果なので、静かにそっと子供に声をかけてください。

 

1-2-4. 子供が落ち着く「安眠グッズ」を与える

子供が落ち着くような「安眠グッズ」を用意してあげるのもおすすめです。

お母さんのにおいがついたお洋服、握り心地のよいタオル、ふわふわのぬいぐるみなど、子供が安心できるようなグッズを子供に与えてみましょう。

 

ただし、首が座っていない、寝返りがうてないなど、自分の身体を自由に動かせないお子さんの場合は、お洋服・タオル・ぬいぐるみなどの使用は避けてください。鼻や口に当たってしまい、窒息してしまう可能性があります。

 

1-2-5. 小さな赤ちゃんには「おくるみ」がいい

小さな赤ちゃんの場合は、おくるみで巻いてあげるのがおすすめです。なぜかというと、赤ちゃんは、おくるみで巻かれると、お母さんのお腹にいたときと似た体勢になれて安心するからです。

 

おくるみの巻き方は別ページ「睡眠不足の解消方法|あなたの睡眠不足はこうやって治す!」の3章で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください♪

 

1-3. 色々試したのに眠らないときは

上記のことを試したのに眠らず、「寝たくない!遊びたい!」と駄々をこねる子供、立ち上がり遊びだしてしまう子供も中にはいるでしょう。

 

その場合は、親御さんの「寝たフリ」が効果的。子供は親御さんにちょっかいをかけてくるかもしれませんが、親御さんは「寝たフリ」に徹してください。すると、子供は「全然構ってくれないなあ」と思い、段々と落ち着きを取り戻すことでしょう。

 

1-4. 赤ちゃんの眠る場所はきちんと決める

「うちの子(赤ちゃん)は眠る場所が、その時々によって違う」という場合は、お子さんの眠る場所を決め、決めた場所で寝かせるようにしましょう。

 

しばらくは、お子さんは違和感を覚え、なかなか寝ついてくれないかもしれません。しかし、慣れてくると「ここは安心できる場所だ」と思い、スムーズに眠れるようになります。

 

また、お子さんを親御さんの腕の中に寝かせ、お布団に連れて行くのもよくありません。お子さんが目覚めた時に、「ここはどこ?」と不安を感じてしまう原因になります。赤ちゃんが「もう寝そうだな」というタイミングで、そっとお布団におろしてあげましょう。

 

2. 赤ちゃんが何度も起きるのはなぜ?

小さな赤ちゃんの場合、何度も起きてしまうこともしばしば。これはなぜかというと、赤ちゃんは「レム睡眠のときが多いから」 です。

 

「ん?どういうこと?」と思った方もいると思うので、もう少し具体的に説明していきます♪

 

私たち人間の睡眠には2種類あり「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。

 

レム睡眠とは「脳が起きている状態」の睡眠で、ちょっとしたことでも起きてしまいやすいです。一方、ノンレム睡眠とは「脳も休んでいる状態」の睡眠で、なかなか起きません。

 

大人になるにつれ、レム睡眠の時間が少なくなり、ノンレム睡眠の時間が多くなります。しかし、赤ちゃんの場合はレム睡眠の時間が多く、ノンレム睡眠の時間が大人と比べると少ないです。そのため、赤ちゃんは夜中に起きてしまいやすいのです。

 

3. 一度起きたら眠れない子供。原因と対処法は?

一度起きてしまうと、再度眠れなくなってしまう子供がいます。

 

「お腹がすいた」「寒いor暑い」「オムツが汚れている」などの不快感を覚え眠れないのは、なんとなく理解ができますよね。しかし、子供が再度眠れない原因はそれだけではありません。

 

では、どんなことが原因なのかというと、「ふと目を覚ましたら隣に親がいない」という不安感。親がいないことがどうしようもなく不安になってしまい、子供は眠れなくなっているのかもしれません。

 

言葉が話せるお子さんの場合は、「どうして眠れないのか」を優しく尋ね、原因を探りましょう。

 

また、夜泣きをして眠れないことを訴える赤ちゃんの場合は、まずはお布団に寝かせたまま、身体をやさしくさすってあげましょう。親御さんが近くにいない不安感で眠れない場合は、親御さんに触れられていることで安心し、また眠りにつけるはずです。

 

その後も赤ちゃんが眠らないようであれば、「空腹」「温度」「トイレ」などの原因を疑ってみましょう。

 

4. 子供の睡眠が不安な場合は病院へ

「寝ているときの子供の様子がおかしい」「寝つき方が変」など、何か子供の睡眠に不安があるときは、すぐに病院にいきましょう。

 

  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ナルコレプシー(身体の力が突然ぬけて眠ってしまう)
  • むずむず脚症候群

 

などが原因かもしれません。

 

睡眠外来のある病院に行くのがおすすめなのですが、行く前に子供も診察可能なのか問い合わせ、確認するようにしましょう。

 

ちなみに、子供の1 日の睡眠時間目安は以下の通りです。

目安と比べ、極端に短い睡眠が続いた場合も、病院へ行くことをおすすめします。

 

「新生児・乳児」の睡眠時間(13時間~17時間)

「1歳~3歳」の睡眠時間(12~14時間)

「4~6歳」の睡眠時間(10~13時間) 

 

(出典: http://emetore.com/children-sleep-time/

 

5. 子育て中のお母さん・お父さんへ

子供がなかなか眠ってくれないと、お母さん・お父さんも寝不足になってしまい、心身ともにとてもしんどいと思います。そんなときは、お母さん・お父さんはどうすればいいのでしょうか?詳しく見てみましょう。

 

5-1. しんどいときこそ、思いっきり愛情を

「子供が寝てくれない…。もう嫌になってきた」というときこそ、子供と思いっきりベタベタしましょう。

 

たっぷりと愛情を与えることで、愛情ホルモン「オキシトシン」が脳下垂体後葉から分泌されます。(愛情を与えられた側も、与える側も分泌)

 

オキシトシンが分泌されると、人間は幸せな気持ちをたっぷりと感じることができるようになり、さらに精神的な疲れも癒されていきますよ。

 

5-2. 誰かに話を聞いてもらう

子育てでストレスを感じたときは、誰かに話を聞いてもらうのもいい手段です。

 

夫婦間で「子育て」についてじっくりと話し合うのもいいですし、親御さんのお母さん・お父さんに話を聞いてもらうのもいいですね。もちろん、友達に話すのでもかまいません。直接会って話を聞いてもらうのが難しい場合は、電話でもOK!

 

じっくり話を聞いてもらえる相手を選び、不安なことを全部吐き出してしまいましょう。きっと心がホッとすると思います。

 

また、地域の子育て支援センターの人に話を聞いてもらうのもいい方法です。さらに、以下のように24時間通話料無料で、電話相談に乗ってくれる相談窓口もあります。

 

寄り添いホットライン(子育て以外も相談可能)

TEL:0120-279-338

岩手県・宮城県・福島県からの電話する場合は0120-279-226

チラシPDF: http://279338.jp/media/004/201608/338%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf

 

5-3. 夫婦関係を悪化させない

「夫が子育てに対して協力的じゃない!」「奥さんの家事が雑になってきた気がする!」など、子育て中はイライラが溜まりやすい状態になることが多いでしょう。

 

しかし、旦那さんや奥さんに、むやみにイライラをぶつけることは良くありません。お互いに言い合いになり、さらにイライラが積もる原因に。

 

そんな状態を回避するために、相手に怒りたくなったときは、まずは深呼吸をしましょう。その後、温かいお茶でも入れて、落ち着いて夫婦で話し合える空間を用意。

 

夫婦で向かい合い、なるべく穏やかにゆったりと、落ち着いて気持ちを伝えるようにしましょう。

 

「あんたなんてパパ失格よ!」「お前こそママ失格だ!」など、気持ちに任せて相手を責めるのはNGです。言われた相手ももちろん傷つきますが、言った方も傷つきます。

 

6. まとめ

子供を上手に寝かしつけるのって、なかなか大変ですよね…。

 

しかし、「子供がひとりで眠れる日」はいつかやってきます。それまでは、お母さん・お父さんが優しい気持ちで、子供を寝かしつけてあげることが大切。

 

ときには「もう!」と怒りたくなるときもあると思います。

そんなときは、このページの5章でお話しした通り、子供と思いっきり触れ合い、誰かに話を聞いてもらうようにしましょう♪

 

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【参考書籍】

・主婦の友社『0~6才 子どもがすぐにストン! と眠れる本 』主婦の友社、2017

・中村 真奈美『ママとあかちゃんがぐっすりねむれる本』日本文芸社、2014

・神山 潤『子どもを伸ばす「眠り」の力―ココロ、からだ、脳をイキイキさせる早起き早寝の科学と文化』WAVE出版、2005

・キャサリン・トビン『7日間で完結! 赤ちゃんとママのための「朝までぐっすり睡眠プラン」』大和書房、2017

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