赤ちゃんおむつ交換|脳科学を活かした気苦労がない交換方法

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おむつ 交換 アイキャッチ

あなたは、赤ちゃんおむつ交換に大変な思いをしていませんか?
1日に何回も交換しなければいけないし、赤ちゃんのごきげんが悪くて泣いている時は、特に大変な作業です。

 

病院や産院で「おむつはこまめに交換してあげてください」と言われたけれど、

・どれくらいの頻度で交換すればいいのか
・夜中におしっこしていたら交換した方がいいのか
赤ちゃんがいつも泣いてしまうけれど、どうしたらいいのか

など、初めての子育ての時はわからないことも多くて、不安になりますよね。

 

赤ちゃんおむつ交換のタイミングを教えてくれて、ごきげんよくおむつ交換をさせてくれれば、あなたも笑顔で楽しくできると思っていませんか?

でも、それは逆です!

あなたが赤ちゃんおむつ交換のタイミングを理解してあげて、笑顔で楽しくおむつ交換すれば、赤ちゃんもごきげんよくおむつ交換をさせてくれるのです。

 

さらに、おむつ交換はあなたと赤ちゃんの大事なスキンシップの場です。
お互いの愛情を確認し合うだけでなく、肌が触れ合うと出てくる通称「幸せホルモン」によって、赤ちゃんの成長が促進されて、あなたの心と体も癒されるからです。

そんな貴重な時間を、サッサと済ませてしまうなんてもったいない!

 

今回ご紹介するおむつ交換のポイントをおさえて、おむつ交換の時間をあなたと赤ちゃんの楽しいふれあいの時間に変えてください。

あなたがニコニコとおむつ交換をしてあげることで、赤ちゃんも「おむつ交換は楽しくて、さっぱりする気持ちいいことなんだ!」と覚えてくれて、その時を楽しみに待つようになりますよ。

 

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1.あなたも赤ちゃんおむつ交換が楽しくなる方法

おむつ交換は、赤ちゃんとあなたが対面で向き合い、素肌が触れ合うチャンスです。

スキンシップする母親

 

スキンシップは、赤ちゃん成長ホルモン怒りなどの感情を抑えて社交性を育む「オキシトシン」というホルモンを分泌します。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、スキンシップによってあなたにも分泌されて、産後の体の戻りや母性によい働きがあるといわれています。

おむつ交換が終わったら、「上手にできたね!さっぱりしたね!」と抱っこをしてあげてください。ハグや抱っこはお互いのオキシトシンの分泌を活発にさせます。

 

カップル(女性同士を含む)に5分間ハグをしてもらい、その前後のホルモンの数値を測定したところ、オキシトシンが平均25%も上昇したという結果があります。

赤ちゃんにも同じような効果があると考えられており、小さな頃からオキシトシンの分泌が活発だと、成長してからも分泌しやすい脳になって愛情や幸福を感じやすくなるとといわれています。

 

また、低体重で生まれた赤ちゃんにマッサージをすると、しなかった赤ちゃんに比べて1日の体重増加率が約47%高くなったというデータがあります。スキンシップをすることで、赤ちゃんの心と体の成長が促進されるということです。

素早くパッと、おむつ交換を済ませないといけない場面もあると思います。
ですが、時間があれば次にご紹介するような方法で、赤ちゃんとのスキンシップをたっぷりと楽しんでください。

1-1.くすぐる

お腹をツンツンしたり足の裏をこちょこちょしたり、太ももをさすってくすぐってあげてください。

ちょっとグズグズの赤ちゃんも笑顔になり、そうするとあなたも笑顔になって、2人で楽しくおむつ交換ができます。

まだ笑わない新生児も、くすぐりポイントを刺激すると、表情が変わったり反応したりすることがあります。

どこで反応してくれるか、いろいろ触ってみるのもいいスキンシップになります。

1-2.ベビーマッサージをする

おむつを外したついでに、ベビーマッサージをしてあげるのもいい方法です。

全身のマッサージすれば肌の触れ合う時間や面積が増えて、オキシトシンが上昇します。

また、赤ちゃんの血行が促進されて健康的にもよい効果が期待できます。

全身やる時間がなくても、足の裏をさすったりするだけでも効果があります。

1-3.話しかける・歌う

赤ちゃんは大人が話すことを想像以上に理解しています。
手をにぎったり、肌に触れながら、なるべくこれからすることを話しかけてあげてください。

「これからおむつを交換するよ」「おしりをふこうね」など、なんでもかまいません。
話すことで、赤ちゃんもこれからすることがわかって安心でき、あなたとの会話を楽しむことができます。

 

赤ちゃんに話しかける時は、声のトーンを上げてゆっくりと語尾を伸ばすように話すと理解しやすいようです。

アメリカで1歳児を対象に実験したところ、赤ちゃんに合わせて高い声でゆっくり話しかけたほうが、そうではない話し方をしたほうに比べてしゃべる回数が多くなり、2歳になった時には話せる単語数が3倍近く違ったという結果が出ました。

 

また、歌ってあげると、赤ちゃんが楽しい気分のままおむつ交換できるだけではなく、「おむつ交換は楽しいことなんだ」と覚えさせてあげられます。
そうすることで、次回以降も明るい気分でおむつ交換をさせてくれるようになります。

1-4.とっておきのおもちゃを渡す

おむつ交換の時だけの特別なおもちゃを用意します。
赤ちゃんの気分を楽しくさせてあげて、一緒に遊びながらおむつ交換をしてあげましょう。

遊ぶ時に、スキンシップを持つようにしてください。
何もおもちゃがない場合は、スーパーのレジ袋でも赤ちゃんにはいいおもちゃになります。
あのカサカサする音は、赤ちゃんが安心する音なので、ちょっとグズっている時にも重宝します。

 

2.赤ちゃんおむつ交換で困った時の対処法

泣く

 

困った時には赤ちゃんの気持ちを最優先に対処してあげます。

今どういう気分なのか、どうしたいのかを考えて、赤ちゃんの気持ちに合った方法で解決してあげましょう。

2-1.赤ちゃんが泣いてしまう時

赤ちゃんおむつ交換の時に泣いてしまうのには原因があり、いつも同じ原因で泣いているとも限りません。
一度解決したからといって、次の時に同じ解決法で泣き止んでくれるかどうかはわかりません。

考えられる原因に一つずつ対処していくことで、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてあげられます。

 

原因がわからなくても、おむつ交換がさっぱりする気持ちいいことなんだとわかってもらえるようにあなたが笑顔で話しかけながら楽しそうにすることで、赤ちゃんは安心できます

そのうち赤ちゃんの泣き方のバリエーションが増えたり、あなたが赤ちゃんのしぐさでわかってあげられるようになったりと、原因が特定できるようになります。

 

おむつ交換の時に赤ちゃんが泣いてしまう主な原因は以下です。

  • お腹が空いている、体調が悪い、暑い、眠い、など、ほかに不快なことがある
  • 遊んでいたので、おむつ交換をしたくない
  • 寝転んだ時に床がかたくて痛い、もしくは冷たい
  • おむつ交換を急いでしようとするあなたの表情が怖い
  • おしりふきやあなたの手が冷たい
  • 自分の意志ではなく寝転がされて、不安で寂しい
  • 黄昏泣き※1など、赤ちゃん特有の現象
※1.黄昏(たそがれ)泣き・・・夕方頃に、特に理由もなく1時間ほど泣き続けること。生後3~4ヶ月から始まって1ヶ月ほどでおさまることが多い。

上記に当てはまらなくても、大人には理解できないようなちょっとしたことで赤ちゃんは泣いてしまいます。
少しでも「これかな?」と思い当たることがあれば、解決してあげると泣き止むことがあります。

もし、下痢やおう吐をしていて泣き続けるようなら、病気の可能性があるので注意してください。

2-2.夜中におしっこした時

夜中におしっこしたことに気づいても、赤ちゃんが熟睡しているなら起こしてまでおむつの交換はしなくても大丈夫です。

おむつが濡れて気持ち悪いことよりも眠気のほうが強くて寝ているので、その気持ちを優先してあげてください。
お腹が空いて泣いたり、おむつが気持ち悪くて泣いて教えてくれたタイミングで交換してあげましょう。

ただし、おむつかぶれなどのトラブルがある時は、できるだけ交換してあげた方がいいです。
赤ちゃんがはっきりと起きてしまわないように、手早く交換してあげましょう。

2-3.外出する時

外出時におむつ交換ができなくて困った!というのはよく聞く話です。
事前に外出先のホームページなどでおむつ交換のスペースがあるか確認しておくといいですね。

お店などでは、トイレに設備がなくてもおむつ交換のスペースを準備してくれることもあるので、電話で聞いてみるのもいいでしょう。

友達や知り合いの家に行く場合は、おむつ交換をする前にどこで交換していいか聞きましょう。
おむつのゴミは持ち帰るようにした方がいいので、ビニール袋を準備しておくといいですね。

 

おむつ交換の設備があるところでも、使用済みのおむつは持ち帰るように書かれているところが意外と多いので、ビニール袋はバッグにいくつか入れておくと安心です。

また、備え付けのおむつ交換ベッドが汚れていることもあるので、気になる人は赤ちゃんの下に敷くおむつ替えシートやアルコール除菌できるシートなどを使うのもおすすめです。

 

3.赤ちゃんおむつ交換の詳しい手順

スキンシップの重要さがわかったところで、意識しながら実際に赤ちゃんおむつ交換をしてみましょう。

おむつには紙おむつと布おむつがあり、手順がそれぞれ異なります。
それぞれのおむつの特徴を以下にまとめました。

 

【紙おむつ】
1回交換するごとに使い捨てるタイプのおむつ。吸水力があり、長時間つけても漏れにくい。かさばらず、ゴミとして捨てられるので外出時にも便利。

【布おむつ】
洗濯して何回も使えるタイプのおむつ。肌にやさしいので、おむつかぶれを起こしにくい。くり返し使えるので経済的。

 

あるインターネットの調査では、紙おむつと布おむつの使用の割合は、

紙おむつだけ使っている・・・73%
布おむつだけ使っている・・・1%
紙おむつと布おむつを併用している・・・26%

でした。

使用率

 

併用している人は「日中は布おむつで、夜や外出時は紙おむつ」や「平日は紙おむつで、週末だけ布おむつ」のように、生活スタイルに合わせて無理なく取り入れています。

また、おむつ交換の時はおしりをきれいにするために、市販されているおしりふきシートか、水かぬるま湯で湿らせたおしりふき用の布などを用意します。
赤ちゃんのおしりの皮膚は弱いので、傷つけないためには交換のたびに水かぬるま湯で洗うのが理想的です。

では、紙おむつの交換と布おむつの交換の、それぞれのの手順をご紹介していきます。

3-1.紙おむつ交換の手順

紙おむつにはテープタイプとパンツタイプがあり、赤ちゃんの体型に合わせて使用することをおすすめします。

目安は以下になります。

テープタイプ・・・新生児~6ヶ月頃。
         寝たままおとなしくおむつ交換ができる時。

パンツタイプ・・・6ヶ月頃~おむつ外れ。
         寝がえりやハイハイで動き回り、おとなしくおむつ交換できなくなった時。

 

【紙おむつ交換の手順】

<テープタイプ>
①新しい紙おむつとおしりふきを用意します。
 新しい紙おむつを開き、テープがついている方をおしり側にして、まだおむつをしたままの
 赤ちゃんのおしりの下に敷きます。

dsc_0809

赤ちゃんがしているおむつのテープを取って開き、おしりふきで汚れをふきます。
 おしっこだけの時もふいてあげましょう
 赤ちゃんのおしりを持ち上げる時は、赤ちゃんの足首を優しく持つ、もしくは膝の裏に手を入れて
 お腹の方に引き上げるようにします。
 足首を持って上に引っ張り上げるようにしてしまうと、関節が脱臼してしまう可能性があるので
 注意してください。

dsc_0819

③おしりを持ち上げ、汚れたおむつを引き抜きます。
 新しい紙おむつの漏れ防止の立体ギャザーを立てて、おむつをあてます。
 股下部分に隙間ができないよう少し引き上げながらあて、左右対称になるようにテープを止める。
 お腹まわりは、指1本がギリギリ入るくらいの余裕を持たせましょう。

dsc_0830

④お腹まわりや足の付け根がきつすぎないか、立体ギャザーはちゃんと立っているか確認して、
 洋服を着せます。

 

<パンツタイプ>
①まずは、新しい紙おむつとおしりふきを用意しておきます。

②はいているおむつの両脇を裂いておむつを開き、おしりふきで汚れをふきます。
 寝た状態で交換する場合は、テープタイプと同じです。
 つかまり立ちのまま交換する場合は、着ている上着に汚れがついてしまったり、ふいている時に
 赤ちゃんがバランスを崩しやすいので注意してください。

dsc_0833b

※赤い線の部分が左右どちらでも裂けます。

③おむつの前後を確認して、普通の下着と同じようにはかせます。
 使用後に丸めて止めるテープが付いている方がおしり側です。
 はかせたら漏れ防止の立体ギャザーを立てます。

dsc_0826

※写真はテープタイプのおむつですが、パンツタイプも同じようにギャザーを立ててください。

④お腹まわりや足の付け根がきつすぎないか、立体ギャザーはちゃんと立っているか確認して、
 洋服を着せます。

立ったまま

 

3-2.布おむつ交換の手順

布おむつにもいくつか種類があります。
今回はおむつカバーを使うタイプ(輪おむつと成形おむつ)の交換についてご紹介します。

 

【布おむつ交換の手順】
①新しいおむつとおしりふきを用意します。

輪おむつ・・・・縦に半分に折ったものをさらに横に半分に折った四つ折りにしておきます。
        これが基本的な折り方です。
        赤ちゃんの体型などによって漏れないように折り方を変えましょう。

成形おむつ・・・おむつカバーに合うような形に作られているので、折る必要はありません。

②以下、輪おむつと成形おむつで共通です。
 おむつカバーのテープまたはボタンを外して、おむつを開きます。
 中のおむつのきれいな部分でおしりの汚れをふきます。
 汚れが残る場合は、おしりふきでふきます。
 赤ちゃんのおしりを持ち上げる時は、赤ちゃんの足首を優しく持つ、もしくは膝の裏に手を入れて
 お腹の方に引き上げるようにします。

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③汚れたおむつを取って、新しいおむつをあてます。
 おむつが長くて折り返す場合は、男の子は前を、女の子は後ろを折り返すと漏れにくくなります。
 おむつカバーが汚れていたら、一緒に取り替えましょう。

男女別の布

④おむつカバーをあてます。
 お腹まわりや足まわりからおむつがはみ出さないように、中にしまいます。
 この時、足の動きを妨げていないか注意してください。
 きつすぎないか確認をして、洋服を着せます。

dsc_0845

⑤あらかじめフタ付きのバケツに洗剤と水またはぬるま湯を入れておきます。
 汚れたおむつを軽く下洗いしてバケツに入れ、1日分溜まったら洗濯機で洗濯します。

布の洗い方

 

3-3.おむつ交換時のポイントとコツ

赤ちゃんは肌が弱いため、おしりふきでふく時はゴシゴシこすると赤くなって、赤ちゃんは痛みを感じてしまいます。

そうすると、おむつ交換が嫌なことになってしまうので、お尻を傷つけないようにやさしくふいてあげましょう

もしおしりがかぶれてしまったり、うんちの汚れが固まって落ちにくかったりする場合は、こすらずにぬるま湯でやさしく洗ってください。

 

また、男の子と女の子では、それぞれ以下のポイントに気をつけてください。

男の子の場合・・・
紙おむつのテープやギャザーの部分におちんちんが挟まるとおしっこが漏れやすいので、ちゃんとおむつで包み込むように下向きにしておきましょう。
また、うんちの時に細かい汚れが残りやすいので、おちんちんの裏側などもしっかりとふいてあげましょう。

女の子の場合・・・
雑菌が尿道から体内に入り込みやすいので、前から後ろに向かってふくようにしましょう。
割れ目の中は傷つきやすいので、汚れた場合はふかずに水かぬるま湯で洗い流してください。

 

おむつ交換の時にベビーサイン※1を決めておくのもいいでしょう。
例えば、おむつ交換をする時に、あなたが「おむつを交換しようね」と言いながら自分の下腹部をポンポンとたたきます。

少し時間がかかりますが、続けていくと赤ちゃんが覚えてくれて、おむつが気持ち悪い時に自分で下腹部をポンポンとたたいて教えてくれるようになります

ベビーサイン

※1.ベビーサイン・・・まだ話ができない乳幼児と親がジェスチャーでコミュニケーションをとること

3-4.おむつ交換の時に必要なグッズ

必要なグッズはおむつ交換を始める前に手の届くところに用意しておきましょう。

いざおむつを交換しようと思って赤ちゃんを寝転がせると、予想外の動きをしたり実は漏れていたりと、慌ててしまうことがあります。
あなたが困った顔をすると赤ちゃんも不安になるので、どんな状況でもおむつを交換できる準備を整えておきます

 

必要なグッズはいつも身近に置いておくものなので、赤ちゃんとあなたのニーズや気分に合っているかで選ぶと、長く使っていてもストレスを感じません。

 

◆おしりふき
赤ちゃんのおしりをふくためのシート、もしくは布です。
市販の使い捨てシートは準備や洗濯の手間がなく使えて便利です。
家庭でいらなくなった布を小さく切って使ったり、市販の布おしりふきを使う人もいます。
赤ちゃんのお尻に合って、自分の負担にならないものを選んでください。

価格・・・使い捨てシート1パック(80枚程度)180~300円程度
     布おしりふき(3枚セット) 600円程度~

◆ゴミ箱
紙おむつを使う人には必需品です。
においが漏れないように、フタがしっかり閉まるタイプがおすすめです。
1つずつ個別包装できる機能などが付いたおむつ専用のゴミ箱もあります。

価格・・・専用ゴミ箱 2000~8000円程度

◆フタ付きバケツ
布おむつを使う人には必需品です。
汚れた布おむつを入れておくので、フタ付きがおすすめです。
容量が10リットル程度のものを1つか、気になる人はおしっこ用とうんち用と2つに分けて準備しておきましょう。

価格・・・1000~3000円程度

 

4.赤ちゃんの排泄のしくみ

赤ちゃんのおしっこやうんちのことを知ると、「なんでこんなに何回もするんだろう?」など、あなたがおむつ交換について悩むことが減ります。

赤ちゃんおむつ交換をする月齢別の交換回数
赤ちゃんおむつ交換をするタイミング

などについて、ご紹介していきます。

4-1.赤ちゃんの月齢別に見るおむつ交換の回数

赤ちゃんはまだおしっこやうんちをためることができず、少しでも体内にたまると反射的に出してしまいます。

新生児の頃はおしっこやうんちの回数が多く、成長して内臓機能も発達してくると1回ごとの量が増えて回数は減っていきます

 

0~3ヶ月
個人差が大きいですが、おしっこは1日に15~20回、うんちは2~10回ほどします。
おむつをチェックするといつもおむつは汚れているような状態です。
赤ちゃんの肌は弱くてかぶれやすいので、1回でもおしっこをしていたら交換してあげましょう。

3~6ヶ月
個人差が大きいですが、この頃はまだ生後すぐと変わらず、おしっこは1日に15~20回、うんちは2~10回ほどします。
1回の量が増えてきて、うんちは少しドロドロしてきます。

6ヶ月~1歳
個人差が大きいですが、おしっこは10~16回、うんちは1~3回ほどします。
離乳食を食べる時期なので、うんちは固まってきます。

1~2歳
個人差が大きいですが、おしっこは7~10回、うんちは1~3回します。
生活のリズムができて、おしっこやうんちのタイミングも決まってくることが多いです。

夏はたくさん汗をかくので、おしっこの回数が減ったり逆に冬は多くなったりします。また、日によって回数や量が変わることがあります。赤ちゃんの様子、おしっこやうんちを見て、気になることがあれば小児科を受診しましょう。

4-2.おむつ交換のタイミング

基本的におむつが汚れていることに気づいたらすぐに交換してあげましょう。

赤ちゃんはもともと皮膚が薄くて弱く、さらにおしっこやうんちによっておむつ内の湿度が上がると皮膚がふやけて傷つきやすくなり、おむつかぶれの原因になってしまいます。

 

ほかのお世話や家事に追われて、おむつ交換のタイミングを逃してしまいがちな場合は、次のようなタイミングでおむつ交換をするようにしてください。
内臓や腸が動くので、おしっこかうんちをする可能性が高いです。

・朝やお昼寝から起きた時
・外出から帰ってきた時
・抱っこひもから降りた時
・授乳直後、または授乳中

 

5.おむつ交換の時に赤ちゃんの健康状態もチェック

健康状態を知る

 

赤ちゃんのおしっこやうんちの状態から、健康状態をチェックすることができます。

さらに、「今日は3回目のうんちだね」のように赤ちゃんに話しかけてあげると、赤ちゃんもあなたとのコミュニケーションを楽しめます。

5-1.おしっこのチェックポイント

新生児のころは量が少なくて回数が多いですが、成長してくると量が増えて、回数が少なくなってきます。

基本的に、よく水分をとって、ごきげんがよくて、おしっこをたくさんしていたら赤ちゃんの健康に問題ありません。

 

【回数】
多すぎず、少なすぎず、上記の4-1にある月齢別の回数の範囲が理想的です。
ただし、寒くて汗をかかない日は回数が増えたり、暑くて汗をたくさんかいた日は回数が減ります。新生児で6回未満の場合は、うまく授乳ができていなかったり、量が足りないのかもしれません。

 

【色】
薄い黄色~濃い目のオレンジ色・・・
問題ないと考えて大丈夫です。
少し色が濃くなっても、赤ちゃんのごきげんがよければそのまま様子を見てください。

ピンク色や赤黒い色・・・
血尿が出ているか、どこかから出血している可能性があります。
素人の判断では難しいので、そのおしっこのついたおむつを持って小児科を受診してください。

 

【におい】
赤ちゃんは水分を多く取っているので、おしっこはあまりにおいません。
おしっこが濃くなったり、風邪をひいたりした時は、大人と同様にアンモニア臭がします。
アンモニア臭以外のにおいの尿が続く場合は、病気のサインかもしれません。
小児科を受診しましょう。

5-2.うんちのチェックポイント

赤ちゃんの初めてのうんちは、どろっとして、黒っぽい色をしています。
これは胎便というもので、赤ちゃんがあなたのお腹の中にいた時に飲んだ羊水や栄養分のカスが出ているため、健康状態に問題はありません。

出産後、退院する頃には水分を多く含み、薄い黄色のうんちになります。
退院後に要注意なうんちの色は、赤・黒・白です。

 

【回数】
多すぎず、少なすぎず、6-1にある月齢別の回数の範囲内が理想的です。
うんちが出なくて心配な時は、水分を多くあげてお腹のマッサージをしてあげましょう。
3~4日ほど出ないと便秘の可能性があるので、ベビーオイルを含ませた綿棒を肛門から1cmくらいのところまで入れて、刺激してあげましょう。
それでも出なくて、赤ちゃんのごきげんも悪い場合は、小児科を受診しましょう。

 

【色】
薄い黄色または緑色・・・
問題ないと考えて大丈夫です。
緑色になるのは、うんちが腸の中で酸化したり、腸内細菌が変化したためで、健康な状態なので安心してください。

茶色・・・
問題ないと考えて大丈夫です。
離乳食が始まると、それまでよりも色が濃く、茶色になります。

・・・
いちごジャムのようなどろっとした赤いうんちが出たら、病気の可能性があります。
赤ちゃんのごきげんも悪いようなら、早めにうんちがついたおむつを持って、小児科を受診してください。
ところどころ赤かったり、糸のように赤いものが混じっている場合は、腸内が少し傷ついたのかもしれません。
すぐになくなれば問題ありませんが、何日も続くようなら小児科を受診してください。
また、離乳食でニンジンやトマトを食べた時にそのまま赤い色が出ることがありますが、この場合は特に問題ありません。

・・・
胎便以外で黒いうんちは、腸内の奥の方で出血している可能性があります。
1回くらいでなくなれば問題ありませんが、何回も続いたり、赤ちゃんのごきげんが悪くて気になる場合はうんちのついたおむつを持って小児科を受診しましょう。

・・・
うんちに白いツブが混ざっている程度なら、母乳やミルクの成分が固まってそのまま出てきたので問題ありません。
ですが、全体的に白やクリーム色の場合は、ウイルス感染や病気の可能性があります。
うんちのついたおむつを持って小児科を受診しましょう。

 

【におい】
離乳食前の赤ちゃんのうんちは、酸っぱいにおいがします。
これは、母乳やミルクに含まれるビフィズス菌が多いためで、健康状態に問題はありません。
離乳食が始まると、だんだん大人と同じにおいになってきます。
においのきつい腐敗臭のようなものを感じたら、腸の調子がおかしい時です。
下痢の可能性が高いので、赤ちゃんの様子を見て、心配な時は小児科を受診してください。

 

6.紙おむつと布おむつの違い

紙か布か考える母親

 

紙おむつと布おむつのメリットとデメリットを理解して、赤ちゃんやあなたのライフスタイルに合ったおむつを使えば、快適に楽しくおむつ交換ができるようになります。

赤ちゃんや家庭によって、感じるメリットやデメリットに差があると思いますが、一般的によく言われている例を挙げます。

自分のスタイルを見つける参考にしてください。

6-1.紙おむつのメリットとデメリット

手軽に使えて、使い終わった後の処理も簡単な紙おむつ。

便利だからこそデメリットへの批判もよく聞かれますが、選ぶ一番のポイントは「あなたが笑顔でおむつ交換できること」です。

 

メリット
・使い捨てで洗濯の手間がない

・通気性がよく、快適
 汚れても赤ちゃんの肌にくっつきにくい工夫がしてあるので通気性がよく、赤ちゃんが快適に過ごせます。
・吸水力があるので長時間使用ができる
 種類によっては約12時間つけていても漏れないと宣伝しているものもあり、夜間や外出時には大きなメリットです。
・布おむつに比べて、もれにくい
・かさばらず、外出時に便利

 

デメリット
・ゴミが多く出る
・コストがかかる
 メーカーやサイズにもよりますが、紙おむつ1枚あたり15~25円程度です。
 (1枚20円の紙おむつを1日10回交換するとして、15(円)×10(日)=1500円で1ヶ月にすると4500円になります)

・買い置きが面倒、場所を取る
・布おむつに比べて、おむつかぶれしやすい
・おむつ外れが遅くなるといわれている
 おしっこやうんちをしても快適に過ごせてしまうため、赤ちゃんが自分で汚れたことに気づきにくく、
 おむつ外れが遅くなる傾向にあるといわれています。

6-2.布おむつのメリットとデメリット

経済的だけど、洗濯が大変そうだというイメージが強い布おむつ。

もし興味があるなら、実際に使ってみることをおすすめします。

おむつ外れまで長いようで意外とすぐなので、紙おむつだけじゃなく、布おむつを使ってみればよかったと後悔する人もいます。

 

メリット
・初期費用だけかかるが、くり返し使えて経済的
 布おむつに必要はものは、布おむつ(40枚)約6000円、おむつカバー(4枚)約10000円、フタ付きバケツ約2000円で
 合計約18000円となり、最低限でもこれだけそろえれば布おむつがスタートできます。
 これに洗剤代や水道代、洗濯にかかる電気代などがプラスされます。

・おしっこやうんちの量や回数を把握しやすいので健康チェックできる
・おむつを買いに行かなくてよい
・少し汚れただけでも、気兼ねなく交換できる
・おむつ外れが早いといわれている
・肌にやさしい
赤ちゃんとコミュニケーションをとる機会が多くなる
 紙おむつに比べて交換回数が増えるので、そのたびにコミュニケーションがとれます。
 また、おしっこやうんちのタイミングを見ようと赤ちゃんに意識を向ける時間が長くなるので、赤ちゃんからの
 いろいろなサインに気づきやすいです。

 

デメリット
・洗濯が大変
 布おむつは多い時で1日に20枚ほど交換することもあります。
 1日1回はそのために洗濯機をまわし、干してたたんでしまうという作業をしなければいけません。

・洗濯機をまわす水道代と電気代、洗剤代がかかる
 水道代と電気代は、洗濯機によって異なりますが、18~30円ほど。
 仮に25円だとして、おむつだけの洗濯を1日1回すると、1ヶ月で25(円)×30(日)=750円になります。
 洗剤もいろいろありますが、肌のことを考えて重曹を入れたり、赤ちゃん用品専用の洗剤を使う人もいます。
 いずれにしても、その分のコストがかかります。

・初期費用が大きい
・紙おむつに比べて、もれやすい
・布おむつの方がおむつかぶれをすることもある
・外出時は荷物が多くなる
・汚れた布おむつを下洗いするので手荒れしやすい

 

7.赤ちゃんおむつ交換の時にあると便利なグッズ

なくてもいいけれど、あると便利なグッズを使うのもおむつ交換を楽しくさせる方法の一つです。

かわいいと思うものや、見ていて楽しい気分になれる柄のものを使うと、おむつ交換に疲れてしまった時のいい気分転換になります。

 

おむつ交換
おむつ交換台のメリットは、しゃがまずにおむつ交換ができることです。
妊娠中に筋力が弱まり、骨盤も戻っていない産後の母親にとって、しゃがんで何か作業をすることは重労働です。
また、交換台の下は物置きスペースになっていることが多いため、おむつ交換に必要なものを1ヶ所にまとめて置いておけます。
ベビーベッドのような大きなものから、折りたたみできるコンパクトなものまでいろいろな種類があり、必要な時期だけレンタルもお得です。

価格・・・30000~100000円程度、レンタルは1ヶ月4000円程度~

 

◆おむつ替えシート・マット
衛生面が気になる場所や汚したくない場所での、おむつ交換の時に赤ちゃんの下に敷いて使います。赤ちゃんはおむつを取った時におしっこをすることも多いので、友達の家などで使うと安心ですね。形や柄がいろいろあるので、おむつ交換が楽しくなるようなものを選んでください。

価格・・・1000~5000円程度

 

◆霧吹き
赤ちゃんのおしりの汚れが固まって取れない時や赤くかぶれてしまった時などに、水かぬるま湯を吹きかけて使います。
おしりふきでゴシゴシこすると皮膚への負担が大きくなってしまうので、濡らして洗うような感覚でふいてあげましょう。
専用のものもありますし、園芸用のものを代用することもできます。

価格・・・専用霧吹き 3000円~5000円程度、 園芸用 100~500円程度

 

◆ビニール袋
使用済みのおむつを入れる時に使います。
外出時はおむつを持ち帰らないといけないこともあるので、その時にあると便利です。
おむつ用に防臭性の高いビニール袋も市販されています。
おむつ以外にも洋服が汚れた時に入れたりできるので、多めに用意しておくと安心です。

価格・・・専用ビニール袋(100枚程度)250~800円程度

 

◆おしりふきウォーマー
寒い季節におしりふきを温める道具です。
市販の使い捨ておしりふきシートを温めるタイプやコットンに湿らせるお湯を適温に保つタイプなどがあります。
おしりがヒヤッとすると赤ちゃんがびっくりしてしまうので、特に冬におすすめです。

価格・・・4000~8000円程度

 

◆パラソルハンガー
布おむつを干す時に、小さなスペースで何枚も一度に干せるので便利です。

価格・・・900~2000円程度

 

まとめ

前述のおむつ交換の回数にしたがって大まかに計算してみると、2歳の誕生日までに7020回おむつ交換をすることになります。

1回に5分かかったとして、なんと585時間

 

実際には1日のおむつ交換の回数はこれより少ないという人が多いかもしれませんが、相当な時間をかけることなので、赤ちゃんとあなたに合ったスタイルを見つけて、赤ちゃんと一緒に楽しくおむつ交換をしてください。

 

【関連記事】

 


【参考書籍】

・子育てを一から見直すプロジェクト『いい子に育つ!6000回のおむつがえ』主婦の友社、2009

・アズマ カナコ『布おむつで育ててみよう』文芸社、2009

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