ルールやマナーを守る子供に|周りから愛される子を育てよう

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「子供 マナー」アイキャッチ画像

今回は、親御さんがお子さんに教えるべき「ルール」マナーについて注目してみました。「言葉が分かる年齢の子供」をお持ちの親御さんは、この記事を読んで、ぜひお子さんにルール・マナーを教えてあげてくださいね♪

 

この記事では、

  • シチュエーション別、子供が守るべきルールやマナー(道路/ 乗り物/ お店や施設/ ごはん/ 言葉/ 遊び/ インターネット)
  • 親御さんが子供を叱るときは、どうやって叱れば効果的なのか
  • どうして子供にルールやマナーを教えるべきなのか

について具体的にお話ししていきます。

 

―はじめに―

この記事は長めの記事となっています。「必要だなあ」と思うところのみ、読み進めていただくのもOKです!また、このページには記載していない「大切なルール・マナー」もあると思いますので、このページに載っていないルール・マナーに出会ったら、親御さんがその都度お子さんに教えてあげてください。

頬っぺたにハートをつける少女

目次

1. 道路でのルールやマナー

広い道路

どんなお子さんも、お出かけするときは道路や歩道を利用しますよね。お子さんがトラブルに巻き込まれないために、道路や歩道のルール・マナーはきちんと守りましょう。

1-1. 道路でのルールやマナー【絶対に飛び出さない】

子供が道路に飛び出す」というのはすごく危険な行為です。子供が飛び出してきたからといって、運転手が慌ててブレーキを踏んでも、車はすぐに止まることができません。そして、飛び出してきた子供や、運転している人が怪我をしてしまうことがあります。

 

想像しただけでも恐ろしい「子供の飛び出し」。子供には「道路には絶対に飛び出さないこと」を教えましょう。

1-2. 道路でのルールやマナー【信号はちゃんと守る】

信号をきちんと守ることは、道路や歩道を使う全ての人にとって基本中の基本です。車やバイクだけでなく、もちろん歩行者も守らなければなりません。

 

―横断歩道を渡るときのルールやマナー

  • 青信号のときは、右を見て左を見てから横断歩道を渡る
  • 横断歩道を渡る前に青信号が点滅しだしたら渡ることを止める
  • 赤信号のときは絶対に渡らない

 

そして、小さな子供の場合は背が低いため、交差点などで曲がってきた車が、子供を認識できないかもしれません。そのため、小さな子供は真っすぐと手を挙げ、運転手から少しでも見えやすい状態で、横断歩道を渡るようにすべきです。

1-3. 道路でのルールやマナー【広がらない】

「お友達と一緒に歩道を歩くときは、横一列に広がってはいけないよ」と親御さんはお子さんに教えてあげてください。

 

歩道を歩くスピードは人それぞれ違います。お子さんたちの歩くスピードが遅い場合、後ろから歩いてくる人が、お子さんたちを抜いてササッと歩きたいかもしれません。そんなときに、お子さんとお友達が広がって歩道を歩いてしまうと、後ろから歩いて来る人に迷惑がかかります。

 

子供だから仕方がない」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、道路や歩道は「みんなで使うもの」。お子さんも利用者の一人として、きっちりとマナーを守るべきです。

1-4. 道路でのルールやマナー【歩きながらゲームやスマートフォンを操作しない】

スマートフォンを握る手

ゲームやスマートフォンを歩きながら操作することは、とても危険です。前から歩いて来る人や、自動車や自転車に気付かずに、ぶつかってしまうかもしれません。

 

歩きながらゲームやスマートフォンをいじらない。きちんと前を向いて歩かせるようにしましょう!

1-5. 道路でのルールやマナー【ポイ捨てをしない】

道路や歩道はゴミ箱ではありません…。

 

お子さんがポイ捨てをしていたら、「道路や歩道はみんなで使うところなの。〇〇ちゃんがゴミを捨てたら、みんなが気持ちよく使えなくなっちゃうんだよ」としっかり指摘しましょう。

 

2. 乗り物のルールやマナー

電車のおもちゃ

次はお子さんが乗り物に乗る時のルールやマナーを見ていきましょう。

電車・バス・飛行機などの公共交通機関を利用する場合だけでなく、自転車を利用するときのルールやマナーについてもふれていきます。

2-1. 乗り物のルールやマナー【公共交通機関(電車・バス・飛行機)】

公共交通機関を利用する時もやっぱり子供だけのものでなく、利用者みんなのものである」という意識が大切です。

 

そのため、公共交通機関を利用する際は、

  • 大きな声で話さない
  • 電話をしない
  • はしゃがない
  • 席を占領しない
  • 乗り降りの順番を守る

などのルールやマナーを守り、みんなが快適に過ごせるよう心がけましょう。

 

(電車のルール・マナーをもっと詳しく記載した別ページがあります。本ページの最後【関連記事】にリンクを貼っておきますね♪)

2-2. 乗り物のルールやマナー【自転車】

自転車にまたがる子

「自転車に乗る子供」をお持ちの親御さんは、お子さんの自転車マナーにも注目してください。「守るべき自転車のルールやマナー」をご紹介します。

 

―守るべき自転車のルールやマナー

  • 雨の日は傘をさして運転をしない(雨によって視界が悪い&滑りやすくなっている場所もあるので、雨の日は極力、自転車を利用しない方がよいでしょう)
  • お友達と二人乗りをしない
  • お友達と並走をしない
  • 夜間はライトをちゃんとつける
  • ヘルメットをつけて自転車に乗る
  • 自転車は左側通行をする
  • スピードを出し過ぎない などなど…

 

上記以外にも守るべき自転車のルール・マナーがあります。インターネットや本などで学び、子供に教えてあげましょう。

 

―補足:自転車による事故は、お子さん本人だけでなく、他人を傷つけることもある―

2008年、当時小学校5年生の男の子が乗ったマウンテンバイクが、67歳の女性に衝突する事故があり、女性は意識不明の重体に(兵庫県)。男の子は坂道をかなりのスピードでくだっていたそうです。そして、その事故に対し、神戸地裁は約9,500万円の損害命令を男の子の母親に下しました。

 

3. お店や施設でのルールやマナー

色とりどりの紙袋

お子さんとスーパーやデパート、映画館、博物館などに行く機会もあるでしょう。そんなときにも、守るべきルールやマナーがあります。

3-1. お店や施設でのルールやマナー【商品を雑に扱わない】

お菓子コーナーやおもちゃコーナーにいるお子さん。お菓子やおもちゃに手を伸ばし、遊んだり、放り投げたりしていませんか。

 

レジを通さなければ、そのお菓子やおもちゃは、まだお子さんのものではありません…。お店のものですよね。お菓子やおもちゃを傷つけると、親御さんがお買い上げしなければならないこともあるでしょう。

 

「お店の商品は丁寧に扱うこと」はお子さんであってもきちんと守るべきです。

3-2. お店や施設でのルールやマナー【エスカレーターで遊ばない】

エスカレーターを逆走したり、手すりに乗って遊んでみたり…。子供が転倒したとき、または周囲の人を転倒させてしまったときのことを考えると、ゾッとしますよね。

 

思わぬ怪我につながりますので、エスカレーターは正しく使用させるようにしましょう。

3-3. お店や施設でのルールやマナー【小さなお子さんは一人でうろうろしない】

親子が手を繋ぐ

お店でも、親御さんとお子さんは一緒に歩きましょう。お子さんが隣にいれば、お子さんが「迷惑なことをしていないか」をいつでも観察できますよね。

 

また、親御さんとお子さんが一緒に歩くことで、「子供が犯罪に巻き込まれるリスク」を下げることができます。お店にはたくさんの人がいます。良い人の方が多いと信じますが、中には悪い人もいるのです。とくに、小さな子供はまだまだ弱く、犯罪に巻き込まれてしまう危険性も高いです。

 

「親子で一緒に歩くこと」は「子供の安全」にも繋がります。

3-4. お店や施設でのルールやマナー【みんなが集中する場所ではとくに「お静かに」】

図書館・映画館・博物館・美術館などには、読むことや観ることに集中している人がたくさんいます。そんな中でお子さんがワーワーと大きな声を出したり、走ったり…。

 

いくら子供とはいえ「集中できない!不快!」と思ってしまう周囲の人は、結構多いと思います。子供が騒いだら、親御さんがすぐに注意し、止めましょう。

 

また、子供がどうしても騒ぐ場合は、いったん外へ出ましょう。そして、「あなたが騒いだのはなぜなの?」と聞いてみてください。そして、その理由が体調不良などでなかった場合、「あなたが騒いだから外へ出ることにしたんだよ。静かにしておくことが大事なの」と教えてあげましょう。

 

4. ごはんを食べるときのルールやマナー

お箸を持つ

次は「ごはんを食べるとき」のルールやマナーをご紹介していきます!

4-1. ごはんを食べるときのルールやマナー【不快な食べ方はしない】

子供でも大人でもそうですが、ごはんを食べる時は、以下のことを守りましょう。

 

―ごはんを食べるときのルールやマナー

  • くちゃくちゃ音を立てて食べない
  • 物を食べながらお喋りしない
  • 食事中にゲップやオナラをしない
  • 下品な話はしない

 

ごはんを食べるときの咀嚼音は周囲の人にとっては「不快な音」ですし、食事中にお喋りをし、口の中から食べ物が飛び出してしまうと、それを見た人が「気持ちが悪いよ…」と感じてしまいます。また、食事中の下品な会話や行為も、周囲の人が気持ち悪くなってしまう原因となります。

 

また、これは「回転寿司」に行くときに注意してほしいのですが、子供の髪の毛や手が、回っているお寿司につかないようにしてください。髪の毛や手には、ばい菌がついているかもしれません。小さなお子さんの場合は、お寿司が回転しているレーンのそばに座らせず、親御さんが取ってあげる方がよいでしょう。

4-2. 「お行儀よく」食べるには?

上の「4-1. 一緒にごはんを食べる人が『不快になる食べ方』はしない」でご紹介したことを守りつつ、「この子の食べ方は綺麗だな」と思われるような食べ方を目指しましょう。

 

ごはんを食べるときは姿勢よく、机に肘をつきながら食べないようにします。また、箸やフォーク、スプーンは正しく持つようにしましょう。他の基本的なテーブルマナーについても、親御さんがお子さんにしっかりと教えてあげてください♪

 

将来お子さんは、たくさんの人とお付き合いをすることになるでしょう。もちろん、食事をする場面もたくさんあると思います。そんなときに「良い印象」を与えられるように、子供のころから「美しくごはんを食べる」ということを学ばせたいですね。

 

5. 言葉のルールやマナー

しゃぼん玉遊び

「言葉」は私たちが他の人とコミュニケーションを取るときに、欠かせないものです。そんな言葉のルールやマナーを守って、「コミュニケーションがうまくとれる人」になってほしいですね♪

5-1. 言葉のルールやマナー【挨拶やお返事をする】

あなたのお子さんは、

 

  • 自己紹介(名前や年齢)
  • おはようございます
  • おやすみなさい
  • こんにちは
  • こんばんは
  • 行ってきます
  • ただいま
  • お邪魔します
  • お邪魔しました
  • いただきます
  • ごちそうさま
  • ありがとうございます
  • ごめんなさい
  • お願いします
  • はい
  • いいえ

 

をちゃんと言うことができますか?

 

挨拶はコミュニケーションをとるきっかけにもなりますし、お返事は自分の意思を言葉で伝えるために必要不可です。しっかりと使い方を教えてあげましょう。

5-2. 言葉のルールやマナー【人を馬鹿にしない】

何かお話中

「あの人怖い」「あのお洋服かっこわるい」など、子供が大声で悪口を言うと、周りの大人は「え?なにあの子」と思わずなってしまうでしょう。そして、子供に「怖い」「かっこわるい」と言われた人は、どんな気持ちになるでしょうか…?相手が子供とはいえ、悲しくて恥ずかしい気持ちになりますし、怒りを感じる人もいるでしょう。

 

親御さんは、子供が人を傷つけるようなことを言ったら、「子供だから」といって甘くみないで、しっかり注意してください。注意せず放っておくと、「周囲から嫌われる子」に育ってしまうかもしれませんよ…。

5-3. 言葉のルールやマナー【「敬語」を使って、ワンステップ上を目指す】

「目上の人に敬語を使える子供」ってすごくかっこいいですよね…!

 

「挨拶もお返事もきちんとできる」「お喋りをガンガンするようになってきた」という子供には、ワンステップ上を目指して、「目上の人への敬語」を教えてあげるといいでしょう♪

 

6. 遊ぶときのルールやマナー

散らかるおもちゃ

子供が遊ぶとき」のルールやマナーについても見ていきます。

6-1. 遊ぶときのルールやマナー【おもちゃは自分で片づける】

子供がきちんと「整理整頓」できると、親御さんや周りの大人が、お子さんのものを片付ける必要がなく、印象もよいですよね♪そのため「整理整頓するクセ」はぜひ子供につけてあげたいです。

 

その第一歩として始めたいのが、子供が使ったおもちゃは自分で片づけさせる」ということ。ちなみに私も小さい頃は「お片付けが苦手な子」でした。そんな私に対して母は、「おもちゃがお家に帰れなくて泣いているよ。とってもかわいそうだね」と言っていたような…。「子供の純粋な心」を上手に利用して、お片付けクセをつけさせるのもいい手ですね♪

 

子供が部屋を思いっ切り散らかしてしまった際は、子供に「なんでこうなったのか考えてみて」と言って、散らかってしまった理由をまずは考えさせましょう。その後で片づけさせるのが良い方法です。

6-2. 遊ぶときのルールやマナー【時間を守る】

「ゲームをする時間は1日1時間まで」「夕方の5時にはお家に帰る」など、お家で決めた「時間のルール」は必ず守らせるようにしましょう。

 

「時間を守れる」というのは、子供が大きくなるにつれて大事になることです。作業をするときの制限時間、待ち合わせの時間など、「時間を守らなければいけない場面」はそのうちたくさん出てくるでしょう。そんなときに子供が抵抗なく時間を守れるように、お子さんのときから時間に敏感であってほしいですね。

6-3. 遊ぶときのルールやマナー【危ないところで遊ばない】

道路、駐車場、立ち入り禁止の場所などなど…。子供が危険な目にあいそうな場所では、子供を遊ばせないようにしてください。

 

普段から「こういうところで遊んではいけないからね」とお子さんに警告しておくといいですよ。

6-4. 遊ぶときのルールやマナー【手洗いとうがいをする】

手を洗う

お子さんの風邪予防のために、お子さんが外から帰ってきたら、すぐに手洗いとうがいをさせましょう。また、せっかく洗った手はお洋服で拭くのではなく、タオルできちんと拭くことも教えてあげてください♪

6-5. 遊ぶときのルールやマナー【お友達のお家に行くとき】

他の人のお家ではとくに「お行儀よく」が大切です。

 

―お友達のお家で守りたいルールやマナー

  • お友達のご家族に自己紹介をする(初対面の場合)
  • 「お邪魔します」「お邪魔しました」が言える
  • 玄関で自分の靴をきちんと揃える
  • おやつなどを出してもらったら「ありがとうございます」「いただきます」「ごちそうさまです」と言える
  • お手洗いを借りる時は、「お手洗いをお借りします」と言ってから借りる
  • 冷蔵庫を勝手に開けない
  • お家では走り回らない
  • 遊んでいるお部屋以外の扉を勝手に開けない
  • 遊んだおもちゃはきちんと片づける

 

「もううちの家に来ないでほしい!」とお友達の親御さんから思われないように、子供がお友達のお家に行く際は、事前に伝えておきましょう。

 

7. インターネットのルールやマナー

タブレットを使用する子

最近は生活とインターネットが間近にあります。そんな中、親御さんや子供が嫌な思いをしないためにも、「ネットマナー」もきちんと教えましょう。

 

また、小さな子供がスマートフォンやパソコンを利用する際は、必ず大人が見ておくべきです。

 

その際は、

  • 子供が怪しいサイトを見ていないか
  • 個人情報を安易に入力していないか
  • 勝手に課金をしていないか

などを注意して見るようにしてください。

 

子供と親御さんが、インターネットを通じて被害に合わないため、自分たちの身は自分たちで守りましょう。

 

8. ルールやマナーを楽しく学べるおすすめ書籍

ハートの本

書籍を通して、ルールやマナーを楽しく学ぶのもいいですね♪

 

おすすめの書籍は「学校では教えてくれない大切なこと9 ルールとマナーで、旺文社から出ている本です。漫画形式で楽しくルールやマナーを学べます。このページに記載していないルールやマナーも載っていて、すごく充実しています。小学生のお子さんにおすすめ!

 

9. 子供がルールやマナーを守れなかった時、どんな風に叱ればいいの?

怒る姉弟

子供がルールやマナーを守れていないと、「コラッ!」と親御さんは怒りたくなってしまうでしょう…。でも待って!ただ厳しく怒るだけでは、子供は「なんでダメだったのか」が理解できず、再度同じことをしてしまいます。

 

子供が同じ失敗を繰り返さないためにも、親御さんは子供を上手に叱りましょう。そのためには、以下のステップを実践してみてください。

 

子供を上手に叱るための3ステップ―

1. 人がいないor少ないところへ移動

子供がルール違反やマナー違反をしたらすぐに止めさせます。そして、ルール違反やマナー違反を大勢の人の前で叱るのではなく、人がいないor少ない場所へ移動しましょう。(周りの人への配慮だけでなく、親御さん自身の「怒り」を鎮めるために移動します。)

 

2. どうしてルール違反やマナー違反をしたのか聞く

子供に「ルール違反・マナー違反をどうしてしたの?」と聞きましょう。「体調が優れないことを親御さんに伝えたかった」や「周りに異変を感じて怖くなった」など、なにか重大な理由があって、お子さんはルール違反・マナー違反をしてしまったのかもしれません。

 

3. 注意する

子供が身勝手な理由でルール違反・マナー違反をした場合は、「どうしてダメだったのか。今度からはどうすればいいのか」を子供に伝えましょう。

 

子供に注意をする際は、「だからあんたはダメなの!」と子供を否定したり、「〇〇ちゃんは違うのに」と他の子と比べないようにしてください。否定は子供の心を深く傷つけますし、他の子と比較すると、比較対象の子を苦手になってしまうかもしれません。

 

10. 「どうして子供にルールやマナーをしつけるべきなのか」を考えてみる

疑問を抱く母

子供が全然言うことを聞かないと、「どうして子供にルールやマナーを教えなきゃいけないんだろう…」と思ってしまう親御さんもいるはず。そこでこの章では「ルール・マナーを教える大切さ」について少し考えてみましょう。

 

親御さんが教えるルールやマナーは、「子供を守ること」「子供の周囲の人を守ること」に繋がるのです。少し具体的にお話しします。

 

小さな子供がしたルール違反やマナー違反は、大人が違反した場合と比べると、周囲の人からはあたたかい目で見てもらえます。それはなぜかというと、小さな子供の場合は「まだルールやマナーを知らないだけ」と考えてもらえるから。

 

しかし、その「あたたかい目」は子供が大きくなるにつれ、「冷ややかな目」に変わっていきます。もしかすると、親御さん以外の方から、キツイお叱りを受けることになるかもしれません。そうすると、子供は精神的なショックを受け、落ち込んでしまうでしょう。

 

また、年齢に関わらず、ルール違反やマナー違反は、違反した本人の怪我や、周囲の人の怪我を招きます。

 

そのため、ルールやマナーを教えること(=しつけること)は、とっても大事なのです。

 

親御さんにとって「教えること=しんどいこと」かもしれません。「もう子供に教えるのが嫌だー!」となったら、親御さんはひとまず大きく深呼吸。親御さん自身の心を一旦落ち着かせましょう。そして、ルールやマナーの大切さを再度確認してみてください。「ここで諦めちゃダメだ」となるはずです。

 

11. まとめ

カラフルな風船

「親御さんが当たり前のように守っているルールやマナー」も、子供(とくに小さな子)にとっては当たり前のことではありません。だからこそ、「親御さんが教える」ということが必要なのです。

 

子供に何かを教える際は「粘り強く」がポイント。それはルールもマナーも一緒なのです。あまり焦り過ぎず、親御さんとお子さんのペースで、一つ一つクリアしていきましょう♪


【関連記事】

電車マナー|こんな行動はダメ!迷惑がられない行動とは?

‥電車のマナーについて細かく記載した記事です。


【参考書籍】

・旺文社『学校では教えてくれない大切なこと 9 ルールとマナー』旺文社、2016

・鈴木万亀子『[マンガでわかる]お母さんのための子どものしつけとマナー』シーアンドアール研究所、2011

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